アレルギー その2

「母ちゃん　話があります　」

＜なんですか？　＞



「ここでは話せないので　あっちに行きましょう　」




「　・　・　・　　」

＜チャミ？　寝てます？　＞



「ここもダメです　あっちに行きましょう　」




「うん　ここが良いです　」

＜で　話ってなんですか？　＞



「お兄ちゃんのアレルギーは…　」




「耳の後ろだけじゃなくて瞼にもあります　」

＜　　エッ～　＞




小太郎～　目を見せなさい



「なんですか母ちゃん　僕は何でもないですよ　」

＜目を普通にしなさい　＞



「こうかい？　」

＜うん　瞼も赤くなってますね　＞



「瞼は薬付けなくて良いぜぇ　」

＜何で？　そしてその喋り方は何でしょう…　＞



「この方がワイルドだろぅ～　」

＜古っ　そして全然ワイルドじゃないし…　＞



「マジですか　」

＜マジです…　本気と書いてマジと読むマジです…　＞





「あ～あ　ワイルドでもないし薬も塗られちゃったし…　」




「チャミの告げ口のせいです　」





「余計な事　母ちゃんに言わないで下さい　」




「チャミは本当の事言っただけです　」




「シッポでこうしてあげます　」




「チャミを怒らせましたね　」




「許しません　」




「踏んだり蹴ったりです　」




「あ～あ　お兄ちゃんやられちゃいましたか　」




「チャミ姉ちゃんやられるなんて…　」




「お兄ちゃんも　まだまだですね　」




いつもチャミにやられてる　キョン太が言いますか…

キョン太もアレルギー復活させないでね




おやすみなさい