適任者は？

「お兄ちゃん　またここに居るんですか　」




「警備は大切なお仕事なんです　」




そうだよねぇ

チャミとキョン太が遠くに行かないか見張りもしなきゃいけないしねぇ




「僕も警備できます　」




「僕の警備する所に行きましょう　」




「キョン太　大丈夫ですか？　」




「さくらもついて行きましょうか？　」




「う～ん　」




「僕一人で大丈夫です　」




「さぁ　母ちゃん　」




「行きましょう　」

＜アレ？　一人で大丈夫なんじゃないの？　＞



「悪い奴がいたら　こうやって怒って　」




「こうやって捕まえます　」




「アレ　自転車がありません　」




「母ちゃん　ここに自転車ありましたよね　」




「あれぇ～？　」

＜まだ早いから　誰も来てないんだよ　＞



「せっかく警備に来たのに　」




「母ちゃん　母ちゃん　」




「川に落ちてるんじゃないですか？　」

＜落ちてません　＞



「警備出来なくて残念です　」




「キョン太の警備なんてそんなもんですよ　」




「そうですよ　警備はお兄ちゃんに任せたらイイんですよ　」




「キョン太は小っちゃいんですから　」




「チャミは女の子だしね　」




「チャミが一番警備に向いている顔してますよね　」




「僕もそう思います　」




それはチャミの顔が怖いってことかな？






おやすみなさい