「あれは三年前でしたかねぇ 」
「こっちこっち 」
「確かここらへんだったと… 」
「ここですここです 」
「ここですよ ね 母ちゃん 」
<ね って楽しそうに言われても… >
「僕はここで こうやって母ちゃんを待っていたんです 」
「母ちゃん来るの遅かったですよ 」
<エ~ッ >
「さくら 僕はあそこで母ちゃんが来るのを待ってたんですよ 」
<へぇ~ >
「チャミだって あそこで母ちゃんを… 」
<チャミは違うから >
「僕だってあそこで母ちゃんを 」
<小太郎も違います >
キョン太は一人で待ってたなんて すごいです 」
「キョン太はとっても偉いです 」
「お姉ちゃん 僕はあそこに居たんですよ 」
<へぇ~ >
「で キョン太は何を見てるんですか? 」
「やっぱり僕はすごいと言うことを思っていたんです 」
「 ・ ・ ・ 」
「母ちゃんキョン太の自慢をこれ以上聞く前に帰りましょう 」
<そっ そうだね >
さぁ キョン太も迷子になる前に帰りましょうか?
「お兄ちゃん僕ってすごいでしょう 」
<すごいすごい… >
三年と少し前 キョン太はあそこにうずくまっていたんです
今では 散歩大好き
イヤな思い出もずいぶん薄らいだ様です
ネッ キョン太
でも 何かの音や人や散歩の犬などが来ると
この様に 隠れてビビりますが…
パニックになって 迷子にならないように
しっかりみんなで見張ろうと思います
おやすみなさい
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nekopannchinekokikku
hnmk3710
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