寝転んで空を見る

山高きを厭わず 海深きを厭わない

テントの中で読んだ本

2011年02月10日 | 本と雑誌

去年、北アルプスのテントの中で読んだ本です。

 

山本周五郎の短編集。

夏の山旅で読んだ『一人ならじ』

心に残ったのは、殉死・夏草戦記・薯粥・兵法者・一人ならじ・おばな沢

 

秋の山旅で読んだ『ならぬ堪忍』

心に残ったのは、白魚橋の仇討・新三郎母子・五十三右衛門・千本試合・米の武士Img_1992

 

どちらも切ない話が多く、それが一人山を旅する中で自然からより多くの物を感じ取る為の、心の下地を作ってくれた様に思う。

薯粥・兵法者・千本試合は、爽やかな男の話。

北アルプスの旅をより楽しくしてくれた作品だったし、この三話は心が晴れ晴れとなる話しで、特に好きだ。

北アルプスの場所柄か、こういう男になろうって思った。