寝転んで空を見る

山高きを厭わず 海深きを厭わない

母と話して来た

2022年07月08日 | その他

兄と2人で母と話して来た。

特別な許可で病室での面会となったが、母は鼻にチューブこそやっているが、いつもと変わり無く右半身を下にした寝姿で、安倍元総理が銃撃されたのニュースを見ていた。

何にも変わりが無く、普通に話せるのに、このまま透析をやってもらえないと数日で死んでしまう現実が受け入れ難い。

母に確信(もう時間がない事)には触れなかったが、透析が出来ない事、その場合長くはない事、このまま入院するか、自宅へ帰るかを、許された時間を過ぎてなんとか話したが、本人は時間がない事を自覚しておらず、決断を明日に延ばしてしまった。

一方私は、母への思い、看病&介護中に不安から辛く当たった時を詫び、「もっと優しく看病をしたい」「親孝行をしたい」「もっともっと母ちゃんと話したい事があるから」と家に帰って来て欲しいと伝えた。

母は泣きながら「私の方こそ酷い事を言ったりして…」と必要の無い謝罪を私にした。

「何で急にお腹が痛くなったり悪くなったんだろう」「悪くなった時、病院の方が良いから」と言っているのを見ても、未だ時間が残されていない事は伝わって居ない様だ。

私の本心は、家で最期を迎えるか、病院で最期を迎えるかと聞くべきだと思っているが、兄はそれを言い出せないでいる。

 

まだまだ最愛の母に伝えたい事も、話したい思いでも沢山残っている。

これを全部やり切りたいけど、コロナ禍での面会の制限と時間が邪魔をして来る。

入院している病院は、「個室に入院しているのに病室での面会が許されず、食堂の様な所でしか出来無い」と言うコロナ対策にまるでなってい無い制限を課して来る。

母の病状は、車椅子に座るのが苦痛なので、それは面会ができ無い事を意味する。

本当に明日も会えるのか、夜が不安でならない。


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