先日のブログでも書いたように、リビングのエアコンがきかないため、急遽ピンチヒッターとして抜擢されているのが扇風機。ただこの扇風機。私の記憶がたしかなら、私が中学生か高校生くらいの頃に、父が私の部屋用に買ってくれたもの。
ということは扇風機年齢にして、もう30年近くの歳をかさねた、おじいちゃん(おばあちゃん?)扇風機であることはたしか。ずっと側にあって愛用してきたものなので、あまり意識したことがなかったけど、70年代の終わりか、80年代初頭に作られたものらしく、デザイン的にも80年代レトロな風格が自然に漂い始めていることに最近気づき、ますます愛おしく感じるようになりました。
昔の扇風機の定番だった涼しげな透明ブルーの羽や、子供の指くらいだったら簡単に入ってしまいそうな間隔の保護柵、真四角のベース部分など、現代の扇風機にはない懐かしい要素が満載。しかしなんといっても最大のレトロ要素は、パチンと押し込むタイプのスイッチボタンと、回転式のタイマーレバー。最近は「押した~!!」っていう手応えのあるスイッチが、この世からほとんどなくなりつつあるので、実際には足の指で押すことの方が多いこのボタンは、実に貴重な存在です。回転式のタイマーも、同じ時代のテレビのチャンネルが、まだダイヤル式だったことを示す証でもありますね。それにしても扇風機の寿命ってほんとに長くて驚きです。
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