樫原弘志氏のピースワンコ レポート第6弾。
■ 激増するイヌ 過疎の町に大き過ぎるストレス
ピースワンコ問題に関わる人々が、あえて触れないゾーンに視点を向けて下さいました。
なぜ我々が、ピースワンコに依存する神石高原町へ責任を言及しないのか。
それは、やがて『 夏草や兵ものどもが夢の跡』となるだろう…樫原氏と同じ懸念からです。
私も蟻地獄に嵌ったようなものだと同情を禁じ得ません。
神石高原町は、PWJの言いなりになるしか道はないのです。
酷似しているのがバブル景気でしょうか。
最盛期の流れに抗うことは至難の業でした。
そろそろ終焉へと動き出しています。
広げた風呂敷を畳まなくてはならないのはPWJの大西健丞、その人でしょう。
ここは、しっかり注視したいと思います。
動物愛護からは、ピースワンコの二の轍を踏まないをように どうしたらよいかを学ばなければなりません。
よく知り深く考え、教訓していかなければなりません。
私は、それが失われた命に報いることではないかと思っています。
殺処分ゼロ・巨大シェルター・越境譲渡拡大・全国展開 そして不幸な動物のいない世界…愛護活動に携わたった者ならば一度は夢見るでしょう。
この理想を叶えるには、全体の頭数が多過ぎるのです。
これを過剰繁殖といいます。
まずは 殺処分せざるを得ない命を、保護しなければならない動物を、減らしていかなければなりません。
そのために「不妊去勢手術の徹底」を進める、動物医療が身近になる環境を整えていく―。
これが中心にドンとなければ、ピースワンコのような過剰収容となり、パンクしてしまいます。
犬猫の健康な命を奪わなければならない…
野良犬猫が迷惑やトラブルになってしまう…
動物虐待が後を絶たず社会が荒んでいく…
保護譲渡を発展させる前、
適正飼養のルール作りを要望する前、
不妊去勢によって頭数を減らし、
人間の動物に対する意識を変え、
小さな命を慈しむ世の中していく―
ピースワンコの悲劇を繰り返さないために。
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