毎年1月14日は、村のとんど焼。
と言うか、この町全体、あっちこっちで、この日はとんど焼。
村の男衆が、竹や木を円錐形に組み上げて、そこに皆が持ち寄った門松、しめ縄、神さんのお札を入れて焼く。
午後2時、火ぃついた。
今年のは、なんかきれいに組んだある。
炎も真ん中から真っ直ぐ上がってる。
この後は、ひたすらおしゃべりタイム。
村や町の、公式用語で言うたら「情報交換」、平たい用語で言うたら「噂話」。
それと、その倍の量くらいの、自分の健康状態に関する愚痴。
火ぃにあたって、
吐き出すもんも吐き出して、
鏡餅もそれぞれ焼いて、
「あったまった、あったまった」
口々に言うて、解散です。