お人形と同じ部屋で寝起きしている私

お人形好きでけっこう沢山持ってます。専用ブログもあります。こっちでは家族と猫2匹と他の趣味や暮らしぶりなど語ります。

壊れていく

2011-04-04 23:13:17 | 災害
計画停電?「おおヤシマ作戦じゃん!」初号機消滅?参号機暴走?「もろエヴァじゃん!」なんて茶化していられるだけだったら良かったね。N2爆弾ではなくて世間ではN95マスクが必要なんです・・・。

毎日太陽は昇り日が沈んで夜が来る・・・それだけのあたりまえの生活の繰り返しが永久に続くものだと思っていた。水道の水でもがぶがぶ飲めるはずだった。少なくともうちの猫たちは水道水しか飲めない。井戸水はカルシウムがきつくてそのまま飲ませたら、2匹とも結石ができてしまうから、水道水しか飲ませられない。例えそれが汚染されててもね。先に行って待ってておくれ。多分近い将来私も行くからさ。そうしたらまた一緒に眠れるだろうか。

息子達には本当に済まないとしか言えない。私はもう人生の折り返しを過ぎてしまったけど、あなた達はまだ未来があるはずなのに、こんな世界にしてしまって申し訳ない。例え孫の脚が3本であろうと目がひとつしかなかろうと、私は全力をあげてその子を守るから、どうか赦して欲しい。

今日から電車のダイヤが元に戻った。でも駅の周囲の地割れや陥没や隆起や亀裂はそのまま・・・。出社、帰宅で駅を使うたびにあの日の記憶が蘇る。渋滞の自動車、排気ガス、鳴り続けるサイレン。遠くで爆発する石油タンクから上がる黒煙、絶え間ない余震。液状化してぬるぬるした地面を転びそうになりながら薄闇の中を、もうひとつの駅を目指して歩く自分。津波に呑まれているかもしれない自宅や実家を気にかけながら公衆電話を探しながら歩き続けた。

あの日から遠出が出来なくなった。帰れなくなる恐怖に胸がしめつけられるようで。でも電車のダイヤが戻れば出来るようになるだろうか。

震災直後は、暖房の無い鈍行列車に乗って通勤が再開された。当たり前のように動いていたエスカレーターも節電で止ったまま、駅の中の照明も薄暗く、構内の店は、地震の被害で皆閉店してしまった。

階段は2本の脚で歩ける人間が使うものなのだと改めて感じた。高架にあるホームに上がる為に階段を上る。エレベーターはベビーカーや体の不自由な人が使うべきものなのだ。なんて高い所にホームを作ったんだと息をきらせて上る。

情報を出さない政府、無策な政府、無責任な電力会社、そこのトップ。

震災が来る前に企業年金を解約した自分、GJ!もう、なんだか疲れてたまらない。
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