都留文科大学・高田教授の報告【其の壱】
3.11 —釜石市片岸町の記憶,津波前後 —
2011年12月18日~21日,北海道のNPO法人「ねおす」栗橋ボランティアセンターの依頼により、釜石市鵜住居地区、片岸町における震災被害について聴き取り調査を実施した。調査目的は地域の共有財産として記録すること。そして北海道庁の防災対策事業の一環として、津波被害の詳細な記録を防災計画に活かすことにある。
調査対象は、片岸町内会188所帯(室浜を除く)を7ブロックに分け、住居の被災により避難所生活をされている世帯、被災を免れて集落に残っておられた世帯を抽出し、13世帯18人に対して行った。(平地のブロックは全戸被災している)調査者は環境・コミュニティ創造専攻から田中夏子,高田研。そして専攻4年生畑中健志,北海道大学大学院に進学している専攻1期生、村木伊織の4名で実施した。
本報告では高田の聴き取った6世帯10名からの情報を元に、津波前後の避難/被災の状況について、その概要を報告する。
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