おかやまマラソン2019、なんとか完走。2年前のタイムをちょこっとだけ更新。
今回は第5回の記念大会で、自分にとってはちょうど10回目の大会(10km、ハーフ含めて)で、しかも昨年がリタイアで、と諸々あって、何が何でも完走したかったのでホッとしました。以下、覚え書き。
・スタート前
よりによって大会直前になって腰の調子が悪い(今まで腰やったことなかったのに・・・)。受付のあと急きょ整骨院に駆け込み、突貫施術を施してもらう。サポーターもして臨むが不安がいっぱい。足つっても終了のうえ、腰ゆわしても終了という状況にナーバスになるが、スタートゾーンに並ぶと、香川からきたというベテランランナーにスタート時間を聞かれたのを皮切りに会話が弾む。写真撮ってあげたり、丸亀ハーフに出るのかと聞かれたり(実はエントリーしてる)・・・足を溜めて後半ゴボウ抜きするのが快感だから前半はゆっくりキロ7分でいいんだ、と言われたが、キロ7分は自分にとってはゆっくりではない。でも緊張はほぐれた。
・5km地点前後
スタート直後は渋滞でまともに走れないのはいいとして、市役所筋まで来てもペースが上がらない。体が起きていない感じ。そういえば昨年もこの辺でこんな感じだった。昨年はここから無理やり目標ペースに上げた記憶があるが、今年は無理をしないことに。腰のこともあるし、無理をすると昨年のブレーキの二の舞かもと思ったので。生意気にも昨年パスした最初の給水を今年はしっかりとる。今年は全部の給水に立ち寄ると決めていた。
・10km前後
市役所を左折してから国道30号にかけての道は普段からよく通る道。そして30号は近所であり、練習でいつも走っている道。国道2号との交差点直後にあるアップダウンを除けばしばらくはほぼ平坦な道でもあり、距離感もつかめてるので、このあたりは貯金のしどころ。幸いようやく体も動き始め、いつもの練習のペースに落ち着く。30号に出ると妻子やご近所さんの応援があり、リスタートの気分に。
・15km前後
昨年はこの辺りで足つりを起こしていたが今年は順調。しかし足の指がどうにも痛い。倉敷川の橋の手前で一度止まって靴を脱ぐと、水ぶくれが複数個所にできていた。スタート前にもらった絆創膏を貼ってみるが気休めにもならない。腰と足つりだけでも気が気でないのに指までとはつくづく軟弱な我が身よ。措置してどうなるもんでもないので取り敢えずそのまま進む。
・中間点~25km前後
中間点の一応の目標よりは数分遅れたが、足自体には余力があったので焦りはあまりない。ここから南区役所あたりまでは道幅狭く景色寂しく、しかし気温は上昇と毎年つらいイメージがあるが、今年は割と淡々と抜けることが出来た。ただ25.4キロ関門のあたりから足は少しピキピキし始める。
・30km前後、岡南大橋手前
ここらは平坦で道幅広く、集団も既にほぐれているので走りやすいゾーン。2年前の経験上、家族親戚が待つ26km地点周辺、その先、岡南大橋手前の30km地点くらいまで頑張って走れば目途が立つと思い、実質最後の力を振り絞る。その途中、27km付近でコースの真ん中に妙な人だかりができていたので近づいてみると、なんとレースを諦めた有森裕子さんがこちら向きに立って後続のランナーとハイタッチをしている!「私はダメ~、みんなは桃のメダル持って帰って~」と声をかけながら。この状況でなおランナーを励ます姿勢に頭が下がる。自分もハイタッチさせていただいた。あれだけの方でも一歩間違えると止まってしまうのだと、改めて気を引き締める。
・岡南大橋~33.8km関門
橋の手前で足のピキピキがピークに達したが、貯金が2年前くらいかそれ以上ある事にようやく気付いたため「気が向いた時だけ走る」モードに切り替える。ラーメンは時間的に大丈夫そうだったが結局パス。個人的にいくつかあった道中の区切りの最後のひとつ、33.8km関門に(気持ちだけ)急ぐ。昨年ドナドナされた地点。昨年はその笑顔が恨めしかった「ももっち」「うらっち」と今年は笑顔でハイタッチ。このあたりから足腰をだましだましの走りが板についてくる。
・旭川土手沿い~40km前後
33.8km関門より先は昨年走っていない訳で、懐かしく思い出しながらの走り。それはそうと、自分が走っていた時間帯はもはや目的が「完走」のみのゾーンであり、それが叶うペースである事が自他ともにわかっているので、声援を送る側も受ける側も気持ちが一致して、さながら前祝いの雰囲気になる。ありがたい「いけるよ!」の声、そしてハイタッチがいちいち楽しい。2年振りに味わうこの感覚。
・フィニッシュまで
鶴見橋から就実高の前あたりまでは呑気に歩いていたが、残り1キロちょいというところで、あとなんぼか走れば2年前よりいいタイムで入れるんじゃないかということに気付く。最後のアップダウンを終えるとともに走行開始。しばらく甘やかしていた足は思いのほかよく動く。出迎えていた天満屋出身オリンピアン4人とハイタッチを交わしつつ、歩きに戻らずそのままゴール。見返すと最後の最後でラップが7分台。人間を動かすのはけっきょく欲なのか。ともあれ、スタート前には思いもよらなかったタイム更新のおまけまでついた。
思い返すと反省点は多々ありますが、今回は気持ちよく自己満足で終わりたいと思います。
今回は第5回の記念大会で、自分にとってはちょうど10回目の大会(10km、ハーフ含めて)で、しかも昨年がリタイアで、と諸々あって、何が何でも完走したかったのでホッとしました。以下、覚え書き。
・スタート前
よりによって大会直前になって腰の調子が悪い(今まで腰やったことなかったのに・・・)。受付のあと急きょ整骨院に駆け込み、突貫施術を施してもらう。サポーターもして臨むが不安がいっぱい。足つっても終了のうえ、腰ゆわしても終了という状況にナーバスになるが、スタートゾーンに並ぶと、香川からきたというベテランランナーにスタート時間を聞かれたのを皮切りに会話が弾む。写真撮ってあげたり、丸亀ハーフに出るのかと聞かれたり(実はエントリーしてる)・・・足を溜めて後半ゴボウ抜きするのが快感だから前半はゆっくりキロ7分でいいんだ、と言われたが、キロ7分は自分にとってはゆっくりではない。でも緊張はほぐれた。
・5km地点前後
スタート直後は渋滞でまともに走れないのはいいとして、市役所筋まで来てもペースが上がらない。体が起きていない感じ。そういえば昨年もこの辺でこんな感じだった。昨年はここから無理やり目標ペースに上げた記憶があるが、今年は無理をしないことに。腰のこともあるし、無理をすると昨年のブレーキの二の舞かもと思ったので。生意気にも昨年パスした最初の給水を今年はしっかりとる。今年は全部の給水に立ち寄ると決めていた。
・10km前後
市役所を左折してから国道30号にかけての道は普段からよく通る道。そして30号は近所であり、練習でいつも走っている道。国道2号との交差点直後にあるアップダウンを除けばしばらくはほぼ平坦な道でもあり、距離感もつかめてるので、このあたりは貯金のしどころ。幸いようやく体も動き始め、いつもの練習のペースに落ち着く。30号に出ると妻子やご近所さんの応援があり、リスタートの気分に。
・15km前後
昨年はこの辺りで足つりを起こしていたが今年は順調。しかし足の指がどうにも痛い。倉敷川の橋の手前で一度止まって靴を脱ぐと、水ぶくれが複数個所にできていた。スタート前にもらった絆創膏を貼ってみるが気休めにもならない。腰と足つりだけでも気が気でないのに指までとはつくづく軟弱な我が身よ。措置してどうなるもんでもないので取り敢えずそのまま進む。
・中間点~25km前後
中間点の一応の目標よりは数分遅れたが、足自体には余力があったので焦りはあまりない。ここから南区役所あたりまでは道幅狭く景色寂しく、しかし気温は上昇と毎年つらいイメージがあるが、今年は割と淡々と抜けることが出来た。ただ25.4キロ関門のあたりから足は少しピキピキし始める。
・30km前後、岡南大橋手前
ここらは平坦で道幅広く、集団も既にほぐれているので走りやすいゾーン。2年前の経験上、家族親戚が待つ26km地点周辺、その先、岡南大橋手前の30km地点くらいまで頑張って走れば目途が立つと思い、実質最後の力を振り絞る。その途中、27km付近でコースの真ん中に妙な人だかりができていたので近づいてみると、なんとレースを諦めた有森裕子さんがこちら向きに立って後続のランナーとハイタッチをしている!「私はダメ~、みんなは桃のメダル持って帰って~」と声をかけながら。この状況でなおランナーを励ます姿勢に頭が下がる。自分もハイタッチさせていただいた。あれだけの方でも一歩間違えると止まってしまうのだと、改めて気を引き締める。
・岡南大橋~33.8km関門
橋の手前で足のピキピキがピークに達したが、貯金が2年前くらいかそれ以上ある事にようやく気付いたため「気が向いた時だけ走る」モードに切り替える。ラーメンは時間的に大丈夫そうだったが結局パス。個人的にいくつかあった道中の区切りの最後のひとつ、33.8km関門に(気持ちだけ)急ぐ。昨年ドナドナされた地点。昨年はその笑顔が恨めしかった「ももっち」「うらっち」と今年は笑顔でハイタッチ。このあたりから足腰をだましだましの走りが板についてくる。
・旭川土手沿い~40km前後
33.8km関門より先は昨年走っていない訳で、懐かしく思い出しながらの走り。それはそうと、自分が走っていた時間帯はもはや目的が「完走」のみのゾーンであり、それが叶うペースである事が自他ともにわかっているので、声援を送る側も受ける側も気持ちが一致して、さながら前祝いの雰囲気になる。ありがたい「いけるよ!」の声、そしてハイタッチがいちいち楽しい。2年振りに味わうこの感覚。
・フィニッシュまで
鶴見橋から就実高の前あたりまでは呑気に歩いていたが、残り1キロちょいというところで、あとなんぼか走れば2年前よりいいタイムで入れるんじゃないかということに気付く。最後のアップダウンを終えるとともに走行開始。しばらく甘やかしていた足は思いのほかよく動く。出迎えていた天満屋出身オリンピアン4人とハイタッチを交わしつつ、歩きに戻らずそのままゴール。見返すと最後の最後でラップが7分台。人間を動かすのはけっきょく欲なのか。ともあれ、スタート前には思いもよらなかったタイム更新のおまけまでついた。
思い返すと反省点は多々ありますが、今回は気持ちよく自己満足で終わりたいと思います。