…… 池 千之助   信州ありふれた普通便 ……。

         信州・長野県長野市から、お気楽で無駄な記事を載せています。

平成三十年・ながの祇園祭(前編)へ………!

2018年07月13日 | イベント・コンサート
  今日も真夏日の暑い一日になりました。




  西日本の豪雨被害をTVで報道していますが、この暑い中の片付けは大変だと思います。でも、考えようによっては、土砂などが家の中まで入り、またはつぶされているお宅は、本当にお気の毒だと思います。どうしようもない状況だと思います。




  まあ、恐らく災害保険や見舞金、義援金がかなりの額が入るとは思いますが、新たな家一軒にはとても及ばないと思います。




  以前、我が家も水害に遭った時、数百万の保険金、親戚、友人などからも約百万近い額を見舞金としていただきましたが、畳・ふすまの入れ替え、床下の清掃消毒など家に関した修理、また新たな全家財の取り揃え、テレビ・ステレオ、冷蔵庫、洗濯機などの家電品、クルマの修理等、みるみるうち出費が上回っていきました。




  それでも、何とか住めるようにまで至ったことは、本当に有り難かったと思います。




  ですので、西日本の豪雨被害を受けた皆さんは、これからが本当に大変な中に置かれ、それを乗り越えて行くようになると思います。







  さて、今日の写真は、1週間前に行なわれた「ながの祇園祭」の前編をご紹介したいと思います。





  祇園祭と云えば、京都の八坂神社を祀り挙げた「京都祇園祭」が日本一有名で、こちら「ながの祇園祭」も、スケール的には全く違いますが、国宝・善光寺さん近くに位置します「弥栄(やさか)神社」(創立1196年)を祀らせて御祭礼としての祭典を行なっています。




  今年は、「お先乗り」隊を先頭に、北石堂町(きたいしどうちょう)、新田町(しんでんちょう)、権堂町(ごんどうちょう)、西後町(にしごちょう)の四つの町から屋台が出て、長野表参道(中央通り)をメインに巡行しました。





photo 1   お先乗り(東之門町)


photo 2   お先乗り(東之門町)


photo 3   山﨑 菊次郎君(八歳・小学三年)




  まずは、「お先乗り」をご覧いただきました。




  この「お先乗り」とは、神の代理として選ばれた少年が、金色の烏帽子をかぶり、白馬?に乗って、屋台巡行の先頭を行くようになっています。



  小学生三年の山﨑 菊次郎君が、立派に努めて観客の皆さんから大きな拍手を貰っていました。





  次の屋台巡行は、北石堂町の屋台です。




photo 4   北石堂町の屋台巡行


photo 5   北石堂町の屋台巡行




  この北石堂町の屋台は、柱のところに右に登龍、左に降龍といった彫りが施されていて、また、次の写真でおわかりになりますが、天井にも彫りが施されています。



photo 6   長唄「田舎巫女」 立方:藤間香勢津さん


photo 7   国宝・善光寺・大本願前を巡行   




  各町の屋台巡行で大変なのが、上の写真のように、国宝・善光寺さんへ向かうに際して、大本願前の坂道です。ここは、仁王門があり、普段は石段になっていますので、屋台が登ることは不可能ですので、この細い坂道を進むようになります。




  屋台を引っ張る皆さんは、必死になって綱に力を入れていました。







  そして、こちらは、新田町の屋台巡行です。




photo 8   新田町の屋台巡行


photo 9   踊り「七福神」  立方:松賀  萌さん


photo 10  踊り「七福神」  立方:松賀  萌さん


photo 11


photo 12  善光寺・仲見世通りを巡行  





  お先乗り始め各町の屋台巡行は、国宝・善光寺の山門前で待っている一山御住職さんに挨拶を兼ねて、ご挨拶や舞踊のご披露をして、それから再度市内巡行に入って行きます。




  次回は、権堂町の勢獅子や屋台巡行、そして十三歳の少女が舞妓さんになっての踊りなどをご紹介したいと思います。





  凄く可愛い信州の舞妓さんです。お楽しみに………‼





  ついついシャッターも沢山きってしまいました。(笑)














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2 コメント

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祇園祭 (akira)
2018-07-14 10:12:27
長野で祇園祭が有るとは知りませんでした
弥栄神社、京都の八坂神社とは字が違うだけですね
”お先乗り”京都の祇園祭の先頭を行く薙刀鉾の様な役目ですか!
屋台巡行も何台か出るのですね、屋台の彫りも立派です
屋台で綺麗処の踊り祭りに花を添えていますね

7月17日行われる京都の祇園祭り、昨年行って良かったので
今年も行こうと思ってます
京都は暑いので此れだけはどうしようもありません
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akiraさまへ (池 千之助)
2018-07-14 12:30:41
akiraさん、こんにちは!
いつもコメントありがとうございます。

そちらの気温はいかがでしょうか?
外では道路などコンクリートの照り返しなどがあり、
40℃近くなるところもあるとか………。
お気を付けいただきたいと思います。

さて、長野の祇園祭の屋台巡行は、一時中断されていたようですが、
平成24年からは毎年恒例になり、今年で七年目とのことです。

日本の祇園祭そのものは、京都の八坂神社の流れを大なり小なり受けているようですが、
長野も、あまりにも1,100年代の話のようでして、
しっかりと判明はしていないと思います。

当時1196年、源頼朝公が善光寺参詣の折りに、町中に悪い病気が流行り、
その災いの悪疫神退散にスサノオノミコトをこの弥栄神社に
祀らせたと云われています。(神社宮司さんのお言葉より。)

しっかりした文献?も残っていないような、あるような事ですので、
ある程度は、創り上げたものも含まれていると思います。

お先乗りは、純真な稚児に神が乗り移り、夏の疫病を祓うという信仰のようで、
この馬上の少年が細い綱を刀で切って、それからこの祇園祭のスタートになります。

この行事が、朝が早いもので、自分は間に合いませんでした。

私も、一度だけ大阪の門真市のパナ社に出張で行った帰りに、
京都へ寄って、暑い中、祇園祭りを少しだけ見物してきました。

もの凄い人人人で、ウロウロしてばかりで、
よく見れず、暑さとタクシーの排気ガスの臭いが印象に残っているだけです。(笑)

akiraさんも、お気を付けて、ご見物なされますように ……!

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