常識を超える恋。/君のことが大大大大大好きな100人の彼女 第9話 感想（ヤングジャンプ2020年14号）

恋太郎つおい。







先週危惧したヤンキー達の絡み、
正直誰もケンカに強いメンバーいないような・・・と思ってたんですけど、
根性とかギャグで乗り切る訳でもなく、「どっちも彼女」と主張することによって
異常な恋愛観の持ち主たちだと認識させ引かせる手法は上手いと思った
そりゃ引くわ、、、とは思うが、本人たちはマジなんだよな
それが良く出てた9話目だと感じました。

思えば、それは傍から見て異常というこの漫画の設定を利用した展開だったとも言えるかもしれません
普通の男からしてみれば例えここで強引に誘ったとして行動理念に疑問を持つ訳ですから、
そりゃ「自分だけの女にならない」と知ったら引くよな、とは思う




何気に楽しそう・・・笑



ただ、
恋太郎も、
ヒロインズも、
そういう世間の目に反してガチのマジである
恋太郎は本気で各々のヒロインの事を真剣に考えてるし、
だからこそヒロインズも本気で恋太郎に夢中になれる・・・
その説得力に満ちていた話数でこれはこれで感情移入出来るかな、と
危険を省みず真っ先に助けてくれる恋太郎、
どんな時でも自分を見つけてくれる恋太郎、
どんな自分でも好きと言ってくれる恋太郎・・・
そりゃなりふり構わずに恋愛しちゃいますわー。と思いつつ、
それを2週でやり切るセンスに感服してしまった9話目でもありました
その上で、何気にヒロインズ達の仲も徐々に良くなって来てるのも見逃せないですね
なんだかんだで、同じ人を愛する者同士、きずなが生まれている。。というのが素敵です
それはある意味百合っぽいとも言えるかもしれない（考え過ぎかもですが）、
でもこの漫画はあらゆる常識を破壊してゆく漫画ですから（笑
彼彼女らは客観的に見れば異常に映るかもしれませんが、
でもその気持ちに嘘は一つもない・・・
というのが本作の最も素晴らしい部分であり自分が伝えたい部分でもありますね。







しかし、
今週はめっちゃ羨ましい展開でしたね・・・笑
何回キスするんだよ！ってくらいキスと官能的描写の嵐、
超モテモテの相様、、、でも、ここまで必死に尽くしてる彼を糾弾する事なんて出来ない
むしろ、女の子を全力で幸せにしてる挙句間接的に人命救助してる訳ですからね
そんな恋太郎の努力もまた見応えがあって良かったです
優柔不断でもなければ、
浮気でもない、
でも、
複数の女の子とイチャイチャしている、そしてそれが（色々と）許される、っていう
実に素晴らしい世界観を納得と共に構築している作品だと言えます
静もあそこまでされたら流石に倫理観もぶっ飛びますよね
不可能を可能にするのが漫画・・・だとしたら、
この漫画は最高にそれを実現してます
唐音とのイチャラブ模様はこの漫画の良い意味でのお花畑っぷりが出まくってて最高でした・・・！（超笑顔）
逆に、ああいう体形はああいう体形でリアル寄りでエロく感じる。。のも素晴らしかったです♪
音符付けてんじゃねーよ、って思われるかもしれませんがねっ！！（開き直り）







しかし、
「不動明王の如きフィジカル」ってツッコミ（？）は相当笑いました
ラブコメのヒロインが暴力奮うのってある意味王道なんですけど、
まったく動じない主人公にツッコむ～というノリが斬新過ぎる
というか、
そんな漫画観た事ない（笑
かなり前衛的な内容なので一般受けするかは正直現段階でも未知数なんですが、
この漫画がちゃんとヒットすれば一つの革命になりそうな・・・そんな気がしています。
というか個人的にめちゃくちゃ好みなんでそれだけでも嬉しいというのが本音ですね
嘘偽りなく、理屈を超えて女の子を本気で幸福にしている、
そんな誠実な恋太郎はとてもいい主人公だと思う。
決意が伊達じゃない、というか。


ちなみに、最後の見開きのコマを見て、
「やっぱ羽香里最高だな！」
って思ってしまったのは内緒です・・・笑
何が内緒なんだかよく分からないけど