雨音で目が覚めた。これから荒れる予報になっている。雷注意報も出ている。朝食を済ませ、とりあえず空の様子を見た。一旦雨は上がり、空が明るい状態だった。レインコートを名鉄バスセンター内のコンビニで買ってきた。雨が降っても長続きしないだろうと甘く考え、レンタサイクルで島を廻ることにした。観光向けの要予約のコミュニティーバスもあるけど、北部の景観の良い海岸しか見れないし。遊覧船は欠航だった。
レンタサイクルの貸出場所の観光協会近くに弁天岩がある。崖の上赤く小さな社が立っている。新潟地震の時に海から離れたそうで、今でも海と繋がっているらしい。
海の反対側の鳥居。
岩や鳥居の柱の基部に岩ユリが生えていた。
その土地の信仰の形を見るのも興味ある。庚申講の石碑。
観光協会でレンタサイクルを頼むと、「えっ」という顔をされた。「病院もありませんし、気を付けて下さいね。」と念押しされ、鍵を渡された。アシスト付きは観光協会の建物内にあるが、頼んだ普通の自転車は村役場近くの自転車置き場にある。鍵の札の番号と同じ数字が書いてある自転車のタイヤロックを鍵で外し、いざ出発。
何も考えず、左回りで行くことにした。内浦海水浴場。粟島は投げ釣りに向かないという情報なので投げ釣りのタックルは持っていかなかったけど、投げればキスが釣れるかもね。
牧場に馬はいなかった。天気悪いしね。
段々と荒々しい海岸になってきた。
青空もほんの少し垣間見えたので、「これはいけるか」と思った。しかし、そこは問屋が卸さなかった。登り坂に差し掛かる頃から雨が降り始めた。レインコートを出したけど、ズボンが無かった。そりゃそうだ、「コート」だから(汗) 登りきったところの矢ヶ鼻展望台から海を見下ろした。
今度は急な下り坂。「道が雨に濡れて滑るから、自転車から降りて下さい」と観光協会の人に言われていたけど、かなり急な坂だし、雨に濡れてなくても降りないと危ないね。
強い風が吹いた直後から雨脚が強まり、雷が鳴った。道路横に生えている木の下で雨宿りをした。木の下も安全ではないけど、どっちみち外にいる限り安全ではないので。
雷は一時鳴っただけで、雨も弱まってきた。サイクリングを再開した。釜谷地区に到達。粟島には今回泊まっている内浦地区とこの地区2つしかない。釣り情報をネットで調べて、なんとなく釜谷港の方が期待できそうだったけど、自転車は内浦地区の観光協会でしか借りれないし、温泉が内浦地区にあるので、内浦地区で宿を取ることにした。
集落を過ぎると登り坂。途中で内浦地区に向かう道と分かれて左の遊歩道へ。段々道も楽になってきた。一番のビューポイントである仏崎展望台に到着。昔、漁師が沖でやすで突いて観音様を見付けたという言い伝えがあるそうで、今でも内浦地区に「やす突き観音」と呼ばれて祀られているそうである。立島の景観が見事であるし、右側の海岸線も力強い感じがする。陸地の緑も綺麗である。
八ツ針鼻展望台。
島の北辺りには以前野生馬が生息していたそうである。鳥崎展望台。
ここで二度目の強い雨風。先と同じ様に少し雷もなった。再び木の下で雨宿りした。雨が弱まり、雷も鳴らなくなったので、サイクリング再開。後はそう観光ポイントもなさそうなので、自転車置き場を目指したけど、岩に松が生えているところが気になったなあ。
自転車置き場に自転車を戻し、タイヤロックを掛けて鍵を抜き、観光協会へ。「大丈夫でしたか?」と訊かれ、「二回雨にやられました」と答えた。「風邪ひかない様にして下さいね」と言われ、「早速温泉に行ってきます」と返し、その通りに温泉「おと姫の湯」へGO。
実は去年も粟島行きを検討したんだけど、温泉に「泡姫ちゃん」といういやらしい感じの絵のキャラがあるとネットにあり、スケベ心で興味を抱いて入った(笑) けど、見当たらなかった。今はクレーム社会なので、クレームで消されたのかも。先客が1人いたけどトイレに入っていたので、浴場を撮影。
島Tシャツコレクションで、粟島Tシャツを購入。粟島はタイ釣りで有名な島ということで、赤色のを買った。
次に昼ご飯。あわしま屋の女将さんが旗を店内に入れていた。別に閉店ではなく風が強いからとのこと。定食とビールを注文した。風が強くて釣りもできないし、後は宿でも飲むだけだし。歯応えよい刺身にホロリとした卵付きのブリの煮付が美味しかった。定食の写真は綺麗に撮れていなかった。
女将さんとの会話も楽しかった。明日は旅行会社を通じて団体の予約が入っているそうで、船が来るかどうか気にしていた。今日は島発の高速船の1便は出たけど、折り返し以降が欠航とのこと。ただ、客扱い無しで船は戻ってきた。フェリーは通常時刻で岩船港を出たので、それに乗ってくれということだろう。フェリーも島発は時化が強まる前に早目の出航だった。高速船が欠航の場合、フェリーの時間を前後させたり、フェリーは夜岩船港滞泊だけど、島に持ってきて朝出航させることもあるそうである。天気予報では明日の波予報が「4メートル後3メートル」なので、「これは粟島もう1泊で、飛島行きは無理かな?」と思った。
あわしま屋のレジがアンティークなものだった。まあ、ボタンは使ってないそうだけど。
菅原商店で土産を買った。「粟島へ行きタイ」と岩のりとつまみの米菓子を買った。次にかねひら旅館で日本酒「粟島」を買った。宿に戻り、引き続き飲んだ。すっごく甘い酒だった。そして横になり、夕ご飯前に起きた。午後は雨が降らなかったみたいで、結果的にサイクリングは午後からにした方が良かったね。
昨日は3人組がいたけど、今日は僕1人だった。昨晩釣ったアジをお造りにしてくれた。厚切りで歯応えあった。名前分からないけど、小さな魚が美味しかったなあ。
わっぱ煮というのが粟島のご当地グルメだそうである。1人前で恐縮だけど、朝予約しておいた。わっぱと呼ばれる器に水、味噌、焼いた魚、ネギを入れ、熱した石を入れるそうである。優しい汁で、魚の身も優しく、天気悪くて寒いし、体も心もあっためてくれた。
部屋でしばらくテレビを観た。昔行った鹿児島県トカラ列島の宝島のことをやっていた。移住者が増えてるそうで。また、ここも宝島からの移動で行ったけど小宝島の温泉のこともやっていた。島旅をしながら行ったことがある島をテレビで観るのが面白かった。
さあ、明日は船どうかねえ・・・?
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