なぞの旅人スーのブログ

鉄道、旅行、その他日記にしたい事を書いていきます。実際の面識が無い方からのコメント、歓迎。荒らしや誹謗中傷は×。

鳩間島滞在記 3日目

2013-04-21 23:59:52 | 日記

 風が強く、小雨が時折降り、寒かった・・・。本州の方も寒くなるという予報だったが、同じだった。島への高速船は欠航。どこか雨風から身を避けられる場所を探し、右往左往した。
 港左の浜へ行き、貝拾いをした。尾の長いエイの幼魚が、身体の左右の部分を羽ばたき、泳いでいた。
 「鳩間中森」に向かった。島の唄「鳩間節」の場である。「パトゥマナカムリ パリヌブリ~~」
 集落辺りの畑には、よくバナナの木がある。


 途中にある「友利御嶽(うたき)」の階段がコケで緑一色になっていて、聖域感漂っていた。現在は立ち入り禁止の看板が立っているが、私が初めて島を訪ねた時には知らずに入ってしまい、出てきたところを島の女性に見られ、困惑した顔をされた。沖縄の御嶽は寺や神社感覚で部外者が入れるところではない。御嶽は島のいたるところにあるが、祭りの時は「友利御嶽」で祭祀が行なわれる。
 これ、なんという葉だったっけ?


 「鳩間中森」入口。


 台風で木々が倒されたのか、港、西表島を眺める視界が開けていた。


 「物見台」からはクバの木で港方向の視界が遮られる。


 「屋良浜」に向かう途中、右足の裏に痛みが走った。小さな蜂が刺していた。針は刺さっていなかった。何故地面に位置する体の部位に蜂がとまったのだろう?寒さで飛べなくなった蜂が地面にいるところを通りかかってしまったのだろうか。宿に戻り、ご主人から薬を借りた。「旅行する時は薬を持っていった方がいいよ」と言われた。よくお酒を飲むから胃腸薬は持っていってるが、ばんそうこうとかは持って行ってなかった。これからは使う可能性がある薬類を持っていこうと思う。幸い、痛みはじきに消え、赤いだけで腫れなかった。
 再び「屋良浜」へ向かった。浜千鳥がいた。

 東シナ海で大陸と繋がっているから、大陸からの漂流ゴミが流れ着く。多くは中国、台湾からだが、朝鮮半島からも来るし、東南アジアからも来る。これはマレーシア?タイ?それ以外の国から?


 またしても不幸が襲った(泣) リュックサックを置いたところに雨が降ってきたので移動させようとしたら、底が濡れているではないか。中にあるジュースの缶に穴が空いていた。一旦宿に戻ったら、外に干した。
 お昼ご飯はまた「あだなし」で。ところが、誰もいなかった。「くしけぇー家」もやっている気配がなく、「ゆみさんち」も数日休業との表示があった。「喫茶 帆」は予約制である。しばらく時間をおいてまた「あだなし」を訪ねたら、マスターとお客さんがいて、ほっとした。「本当は休みですが、作れるものは作れます」と言われた。高速船が欠航で日帰り客も来ないし、島にいる観光客も少ない(昨日の午前便で多くが離れたらしい)から、客が少なそうな日は店を閉めてしまう可能性がある。他の店もいつ休業日があるか分からない。素泊まり宿を利用する人は自炊の用意をしていった方が良い。特にオフシーズンは食事ができなくなる可能性がある。他の客に合わせて焼きそばを注文した。八重山そばの麺をタコライスのソースで炒めたものが出てきた。しっとりした麺で美味しかった。


 午後からは釣りをした。昨日、餌のサンマが少し余ったが、一度解凍したものを再び冷凍庫に入れると臭いが付いてしまわないかと思い、捨ててしまった。予備で持ってきていた魚肉ソーセージを使った。これまではソーセージを使っていて、ミーバイも釣れたことがある。しかし、全然駄目だった。浜にヤドカリを捕りに行って、殻を割って身を取り出し餌にしたが、駄目だった。港に子どもを含めて島の人達が集まってきて、花壇を中心に草刈りを始めた。GWに観光客が大勢やってくるから、それでであろう。コミュニティーセンターでは、音楽祭に向けてマイクのスタンドとかを出していた。
 また「屋良浜」に行って、木の下でしっとりとした時間を過ごした。多分、女性観光客がここに身を置くことを好むであろう。「青空荘」のおじいがタコを捕りに海に入っていく姿が脳裏に浮かんだ。


 帰り道で女性にすれ違い、「灯台はこっちですか?」と訊かれた。違う道を来ているし、暮れていく時間だから「屋良浜」に行くことを薦めた。今晩は「あやぐ」に女性客が来ると聞いていたので、その人だと直感して尋ねてみると、やはりそうだった。
 おかみさんが石垣から帰ってきていた。先ほどの女性に、私と出会ったら観光案内をしてもらいなさいと言っておいたそうである(汗) 夕方、同じく石垣に行っていた学校の先生達と一緒に上原から船をチャーターして帰ってきたそうである。まさに後の祭りだが、だったら行きは高くついても1人で上原(可能であれば船浮まで)に渡り、帰りはその船に便乗して「船浮音祭り」に行けばよかったなあ。女性が帰ってきたら、外だと寒いからと物置兼留学生の娯楽室?みたいな部屋で一緒に食事をした。私が釣った魚を煮付にしてくれた。やはり、ミーバイを真っ先に食べた。メチャうまかった☆ オジサンも美味しかったけど、先にミーバイを食べてしまったから、だいぶ身が残った。


 女性は東京の人で、波照間の次の旅先であるという。お昼の「あだなし」で一緒になった女性も前は波照間にいたというし、波照間に行きたい人は鳩間にも行きたいのか?口にすると似ている島名だし(笑) この後小浜島に行き、なんと次はドイツに行くという。よく海外に行っているそうである。鳩間島で撮った写真を彼女にも見てもらったり、お互いの旅の思い出を話したりした。お開きになった後、「アンヌカー」(昔の水汲み場)にヤシガニを見に行こうと思ったが、午後10時を過ぎており、集落を歩くのにふさわしくない時間なので、やめておいた。



 

 


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