遅ればせながら、【2023年版】尾北高校の進路説明会の資料から、どんな傾向が読みとれるか考えてみます。
■2023年尾北高校の卒業生の進路
卒業生 :269名
四大 :212名(78.8%)
短大 :9名
専門学校:43名(16.0%)
就職他:5名
卒業生269名のうち、四大が78.8%で、短大を含めるとだいたい5人中4人が大学を目指していると言えます。
うち、国公立大は13名(4.8%)なので、国公立を目指す人は上位1割以内を目指しましょう。
専門学校も16.0%いますので、6名に1名ぐらいが専門学校を目指す計算です。
私大の細かい内訳を見てみると、南山大が43名、名城大が43名、愛大が111名となっています。
■南山大(43名中)
・指定校1名
・総合型2名
・一般 40名
■名城大(43名中)
・指定校2名
・公募推3名
・一般 38名
■愛大(111名中)
・指定校3名
・公募推10名
・総合型1名
・一般 97名
少なくとも上位大学は、ちまたで噂になっているほど指定校が使われてないことがわかります。
南中名愛と呼ばれる大学群がありますが、南山や名城、中京大に受かるためには、上位4分の1に入っている必要があります。
ただ、最近の傾向を見てみると、
南中名外=南山、中京、名城、名外語
愛工淑学=愛知、愛知工業、愛知淑徳、愛知学院
といった感じがします。
肌感覚でも、尾北生の多くが愛大、愛学大を目指していることがわかります。
愛大は全統模試の偏差値で55.0~45.0に収まる学部・学科が多いので、このランクの大学を目指すのであれば、できれば上位3割、最低でも真ん中より上の順位をとっている必要があります。
今回、オープンにはしてもらえませんでしたが、おそらく中京、名外語、愛知淑徳、愛知学院、中部、椙山、名学、日福大あたりの指定校・公募推薦はそこそこあるのかもしれません。
とはいえ、基本は一般でも受かる学力やモチベーションを維持して欲しいと思います。
さて、受験対策ですが、いかんせん現1、2年生は課題が多く、しかも定期テストの問題も難しいものが出されています。
科目によっては、名古屋西や一宮南高校より難しいものもありました。
現2年生も含めて、1年生のうちにすでに心折れてしまった生徒も少なくないでしょうが、まずは1年生のうちは得意科目を伸ばしてください。
そうすることで、
・自信につながる
・勉強のやり方がわかる
・受験で武器になる
という効果が期待できます。
特に、がんばってできた/伸びたという経験は、成功体験として財産になります。
これを糧に、2年生からは苦手科目の克服に力を入れましょう。
また、英語は何を差しおいても単語が重要です。
授業や課題に取り組んでいる時に「知らない単語に戸惑わない」ためにも、まず英単語を詰め込むこと必要があります。
そういう方針でやっていない高校がほとんどですが、正直、効率が悪いです。
ある高校では、授業中に知らない単語が出てくるたびに電子辞書で調べさせていますが、はっきりいって時間がもったいないです。
調べても出てくる意味は一緒ですよ。
これは非難したいから言っているのではなく、英語という教科の特性を考えれば自明のことです。
単語がわからないことで、文法習得や英文解釈の進度も精度も落ちます。
そうなると長文はまず読めないので、単語を拾い読みして「勘」に頼ることになります。
こうなると国公立大はもちろん、私大でも上位を目指すのは難しくなります。
単語はいちいち調べるだけ時間の無駄なので、単語帳(ターゲット1900ならセクション1~15まで)をくり返しやって、1年生のうちに一通り覚える(=単語を見て、訳が言えればOK)ようにしましょう。
2年生以降は、発信語彙として「日本語→英語が言える・書ける」ように取り組むとよいでしょう。
いずれにせよ、英単語は一通り詰め込んでから、長文問題や文法問題でより正確で広い意味をつかんでいくという二段階で取り組む必要があります。
3年生になってからあわてて英単語を詰め込んでいるようでは、上位大学合格は難しくなるので注意しましょう。
また、尾北高校に限らず、学校は「補習オシ」ですが、正直これはオススメしません。
そもそも、一般論として「教え方(普段の授業)が下手な人が補習をやっても下手な補習になるだけ」です。
ですから、学校の補習を受けるかどうか迷っている人は、
「どの先生の補習なら受けてもいいか」
という基準で判断すると良いでしょう。
もちろん、学校は塾と違うからという言い分もあるでしょう。
でも、補習なんだから、受ける人の学力レベルや目指す志望校に応じて内容を変えればいいだけです。
例えば、国公立大を目指す人と私大を目指す人では勉強する内容が異なるのは当然です。
ある高校では、補習で私大専願の子にも共通テストの予想問題を解かせていましたが、私大であんな問題を出すところはありません。
明らかに対策がずれてます。
また、私大であっても南山と淑徳や名学では出題される英文のレベルも傾向も異なります。
当然、対策も異なります。
特に英語の場合、単語力が不十分なうちは文法問題や長文問題を解かせても、自信を失うだけで身につきません。
ネクステージをやってれば受かると思ったら大間違いです。
まずは、語彙力を上げて、その後、文法力・英文解釈力を上げて、はじめて長文に取り組めます。
このように、目指す大学が異なれば、対策も異なるのは当然です。
進路や今の学力に合わせた勉強にならないのなら、基本的に学校の補習は必要ありません。
そんな補習も
「周りが受けるから」
という消極的な理由では、身になりませんし、長続きもしません。
よくよく考えて、自分ができる勉強のやり方でやるようにしましょう。
■江南ネクサスの空席状況をチェック
・学年ごとの曜日・空席状況がチェックできます
■2023年尾北高校の卒業生の進路
卒業生 :269名
四大 :212名(78.8%)
短大 :9名
専門学校:43名(16.0%)
就職他:5名
卒業生269名のうち、四大が78.8%で、短大を含めるとだいたい5人中4人が大学を目指していると言えます。
うち、国公立大は13名(4.8%)なので、国公立を目指す人は上位1割以内を目指しましょう。
専門学校も16.0%いますので、6名に1名ぐらいが専門学校を目指す計算です。
私大の細かい内訳を見てみると、南山大が43名、名城大が43名、愛大が111名となっています。
■南山大(43名中)
・指定校1名
・総合型2名
・一般 40名
■名城大(43名中)
・指定校2名
・公募推3名
・一般 38名
■愛大(111名中)
・指定校3名
・公募推10名
・総合型1名
・一般 97名
少なくとも上位大学は、ちまたで噂になっているほど指定校が使われてないことがわかります。
南中名愛と呼ばれる大学群がありますが、南山や名城、中京大に受かるためには、上位4分の1に入っている必要があります。
ただ、最近の傾向を見てみると、
南中名外=南山、中京、名城、名外語
愛工淑学=愛知、愛知工業、愛知淑徳、愛知学院
といった感じがします。
肌感覚でも、尾北生の多くが愛大、愛学大を目指していることがわかります。
愛大は全統模試の偏差値で55.0~45.0に収まる学部・学科が多いので、このランクの大学を目指すのであれば、できれば上位3割、最低でも真ん中より上の順位をとっている必要があります。
今回、オープンにはしてもらえませんでしたが、おそらく中京、名外語、愛知淑徳、愛知学院、中部、椙山、名学、日福大あたりの指定校・公募推薦はそこそこあるのかもしれません。
とはいえ、基本は一般でも受かる学力やモチベーションを維持して欲しいと思います。
さて、受験対策ですが、いかんせん現1、2年生は課題が多く、しかも定期テストの問題も難しいものが出されています。
科目によっては、名古屋西や一宮南高校より難しいものもありました。
現2年生も含めて、1年生のうちにすでに心折れてしまった生徒も少なくないでしょうが、まずは1年生のうちは得意科目を伸ばしてください。
そうすることで、
・自信につながる
・勉強のやり方がわかる
・受験で武器になる
という効果が期待できます。
特に、がんばってできた/伸びたという経験は、成功体験として財産になります。
これを糧に、2年生からは苦手科目の克服に力を入れましょう。
また、英語は何を差しおいても単語が重要です。
授業や課題に取り組んでいる時に「知らない単語に戸惑わない」ためにも、まず英単語を詰め込むこと必要があります。
そういう方針でやっていない高校がほとんどですが、正直、効率が悪いです。
ある高校では、授業中に知らない単語が出てくるたびに電子辞書で調べさせていますが、はっきりいって時間がもったいないです。
調べても出てくる意味は一緒ですよ。
これは非難したいから言っているのではなく、英語という教科の特性を考えれば自明のことです。
単語がわからないことで、文法習得や英文解釈の進度も精度も落ちます。
そうなると長文はまず読めないので、単語を拾い読みして「勘」に頼ることになります。
こうなると国公立大はもちろん、私大でも上位を目指すのは難しくなります。
単語はいちいち調べるだけ時間の無駄なので、単語帳(ターゲット1900ならセクション1~15まで)をくり返しやって、1年生のうちに一通り覚える(=単語を見て、訳が言えればOK)ようにしましょう。
2年生以降は、発信語彙として「日本語→英語が言える・書ける」ように取り組むとよいでしょう。
いずれにせよ、英単語は一通り詰め込んでから、長文問題や文法問題でより正確で広い意味をつかんでいくという二段階で取り組む必要があります。
3年生になってからあわてて英単語を詰め込んでいるようでは、上位大学合格は難しくなるので注意しましょう。
また、尾北高校に限らず、学校は「補習オシ」ですが、正直これはオススメしません。
そもそも、一般論として「教え方(普段の授業)が下手な人が補習をやっても下手な補習になるだけ」です。
ですから、学校の補習を受けるかどうか迷っている人は、
「どの先生の補習なら受けてもいいか」
という基準で判断すると良いでしょう。
もちろん、学校は塾と違うからという言い分もあるでしょう。
でも、補習なんだから、受ける人の学力レベルや目指す志望校に応じて内容を変えればいいだけです。
例えば、国公立大を目指す人と私大を目指す人では勉強する内容が異なるのは当然です。
ある高校では、補習で私大専願の子にも共通テストの予想問題を解かせていましたが、私大であんな問題を出すところはありません。
明らかに対策がずれてます。
また、私大であっても南山と淑徳や名学では出題される英文のレベルも傾向も異なります。
当然、対策も異なります。
特に英語の場合、単語力が不十分なうちは文法問題や長文問題を解かせても、自信を失うだけで身につきません。
ネクステージをやってれば受かると思ったら大間違いです。
まずは、語彙力を上げて、その後、文法力・英文解釈力を上げて、はじめて長文に取り組めます。
このように、目指す大学が異なれば、対策も異なるのは当然です。
進路や今の学力に合わせた勉強にならないのなら、基本的に学校の補習は必要ありません。
そんな補習も
「周りが受けるから」
という消極的な理由では、身になりませんし、長続きもしません。
よくよく考えて、自分ができる勉強のやり方でやるようにしましょう。
■江南ネクサスの空席状況をチェック
・学年ごとの曜日・空席状況がチェックできます