ひびレビ

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ウルトラマンアーク 第21話「夢咲き鳥」

2024-12-07 10:59:11 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンアーク 第21話「夢咲き鳥」

 リンの友人であり、子供に夢を与えるSF作家を志してながらも、今は編集者として忙しない日々を送るアオイ。そんな彼女の元に現れたのは、願いを叶えるという赤い球!……お前「ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦」で消えたんじゃなかったの!?……と思いましたが、改めて「超時空の大決戦」を見ると、赤い球自身が「(我夢とは)別次元の人間が作った究極のマシン」と語っていましたから、その別次元の人間が性懲りもなく赤い球を作っていたとしてもおかしくはないですし、また異なる世界の人間が到達してもおかしくないか……
 また、終盤でリンが赤い球の声とアオイの声の類似性を指摘していましたが、赤い球が人間の欲望を反映するが故に、その人間の声に似るのかもしれませんね。

 で、赤い球といえば最強合体獣キングオブモンス。「超時空の大決戦」では3人の子供が作った怪獣のパーツが合体していたため、バジリス、スキューラを生み出していましたが、今回はドリちゃんこと(ベビー)ザンドリアスを経由しての出現となりました。まぁ確かに目は赤いし、翼もあるし、あくまでも「ドリちゃん」の変化ではありますが、言われてみると何となく似ていなくも無い……か?
 しかしいつ見ても威圧感のある素敵なデザインですよね、キングオブモンス。そのド直球なネーミングも含めて、印象深い怪獣です。

 子供に夢を与えるSF作家になるはずが、破壊衝動から子供から夢を、未来を奪おうとしてしまっている。その過ちに気づいたアオイの声が届く先は……「キングオブモンスだから、当然!」と思っていたら……あ、お前来てくれんの!?ていうか、そこにいたの!?!ぶっちゃけガイアに会いたかったので残念な気持ちもありますが、目まぐるしく変わるアングルと迫力のある戦いが見られて楽しくもありました。個人的には剣を展開していた右腕が上半身をグルっと回転させたことで左腕になり、アークアイソードを構えたアークと並んだ時に良い感じの構図になるシーンがお気に入りです。
 また、助けに来てくれたアイツ自身もそうですが、アイツがキングオブモンスの体をガッシリと掴んだのって、「超時空の大決戦」で我夢が乗っていたアドベンチャーのオマージュだったりするんだろうか。というか、割とボロボロでしたけど大丈夫なんですかね?


 事態は一件落着。アオイもまた忙しない日々へと身を投じていきましたが、その顔はどこか晴れやかでした。
 今回はドリちゃんと出会う前、一緒にいる時、別れた後と、アオイが階段を登るシーンが描かれていました。それは「夢」という、いつたどり着くか分からない頂上までの道のりを表しているようにも思えます。
 また、いずれの場面でもアオイは多くの荷物を抱えていましたが、夢を追うためだけには生きられないという描写に見えました。日々の仕事や親からの小言など、様々な負担を背負うことで夢への階段を登る足取りが重くなってしまうこともあるでしょう。
 そして不意に立ち止まることがあっても、アオイは自ら登ることをやめたりはしませんでした。ドリちゃんはもういないけれども、これからもアオイは時に気合を入れつつ、夢への階段を一歩ずつ登っていくのでしょうね。


 次回は……なんかQっぽい雰囲気の絵面ですけど、一体……?

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