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こんな記事が産経系列紙であるサンスポに載っていました…狂気を感じます。
書き手は松江第一高校(後に開星高校へと改名)野球部監督をしていた野々村直通氏です。
http://www.sanspo.com/geino/news/20120801/sot12080105010000-n1.html
(魚拓)http://megalodon.jp/2012-0803-1200-43/www.sanspo.com/geino/news/20120801/sot12080105010000-n1.html
>【末代までの教育論】五輪で金メダル獲っても噛むな
>「父上様母上様 三日とろろ美味しうございました。干し柿もちも美味しうございました」
>
> こう始まる遺書を残して円谷幸吉選手は自らの命を絶った。
>
>1964(昭和39)年の東京五輪。マラソン(当時は男子のみ)で銅メダルを獲得、日本中を沸かせた男である。
>
>国立競技場に、先頭のアベベに続いて入ってきた円谷選手はトラック内でドイツのヒートリーに抜かれ銅メダルに終わる。
>最後の最後に抜かれたが、彼は一度も後ろを振り向かなかった。父親から「男は後ろを振り向くな!!」と言われ続けてきたからだという。
>
>東京五輪最終日に展開されたこの劇的なドラマは、中学1年生であった私に鮮明な記憶として残っている。
>特別に華々しいパフォーマンスをすることもなく淡々と表彰台に登り、少し照れ臭そうに優しく手を挙げて大観衆に応えていた。
>開催国日本の陸上界唯一のメダルであった。
>
>そして、期待と重圧の中で迎えた4年後のメキシコ五輪、68(昭和43)年の新年に人生を終えた。享年27。
>遺書は兄姉や親戚の子どもたちに語りかけたあと次のように締めくくられる。
>
>「父上様母上様 幸吉はもうすっかり疲れ切ってしまって走れません。何卒お許し下さい。気が休まる事なく御苦労、
>御心配をお掛け致し申し訳ありません。幸吉は父母上様の側で暮しとうございました」
>
>彼が陸上自衛隊所属であり“国家の為”を強く意識していたとはいえ、この責任感と自尊心の美しさは何なのだろう。
>
>国を守るため毅然として死地に赴く特攻隊員と似たものを感じる。
>自殺と呼べば簡単だが、これは“走れない”ことで国家に迷惑をかけるという武士道の“恥”の概念からの「切腹」と同意である。
>
>ロンドン五輪が始まった。野々村から十箇条の応援メッセージを発信する。
>
>一、選手よ! 自分のためだけに闘うなかれ!
>
>二、国家の栄誉と誇りのために闘え!
>
>三、国に殉ずる覚悟で闘え!
>
>四、国を代表しているのなら国旗と国歌に真摯に向かえ!
>
>五、斉唱中に体をゆすったり首を回したりするなかれ!
>
>六、国旗国歌に敬意を示さぬ者は国民でもなく代表でもない!
>
>七、最高の栄誉である金メダルを獲ってもメダルを噛むなかれ!(メダルは名誉ある勲章)
>
>八、拳拳服膺(けんけんふくよう)して厳かに振る舞え!(こころの扱い方で物にも品格は生まれる)
>
>九、民族としてその精神性を世界に示せ!
>
>十、日本人として振る舞い世界にその格調を知らしめよ!
>
>(毎週水曜日掲載)
>(紙面から)
すごく…気持ち悪いです。思わずカレンダーで今日の西暦(この監督なら皇紀で数えるのか?)を確認してしまいました…
確か野々村氏が学生時代は恐らく以下の様にして「鍛え上げた」時代だったと思います。
「うさぎとびで根性を鍛える」
「夏の暑い日に水を飲むと体がダレて精神が軟弱になるので夏でも水飲むのは禁止」
「朝から日暮れまでノックの嵐で体を鍛えまくる(もちろん休憩はなし)」
こういう、いわゆるスポーツ根性主義時代だったと思います。
そしてその時代のまま野々村氏の脳内時間は凍結されて止まっているのでしょう。
で…こういう精神主義には害があって益は殆どありません。
例えば上に引用したものは現在では以下の様に変わっています。
「うさぎとびで根性を鍛える」 → うさぎとびは腰の骨を痛めるし鍛えた筋肉も実戦で使われない
ので無意味(現在はうさぎとびは禁止項目)
「夏のトレーニングでも水を飲むとダレて軟弱になるので夏でも水飲み禁止」 → 積極的に水を飲まないと脱水症・熱中症で生命の危険がある。
特に真夏の日の高い時間帯はトレーニング控えた方が無難
「朝から日暮れまでノックの嵐で体を鍛えまくる(もちろん休憩はなし)」 → トレーニングしつづけても効果はサチュレーションするので無意味。
適度に休息を入れて「リセット」してからトレーニング再開する方が効率が良い
要するにメンタル面でのトレーニング(否、根性主義)よりも現在ではより効率の良い方法を重んじている訳です。
(メンタル面でのサポート・トレーニングはもちろん重要ですが…)
上記記事を読んで適当に思った事を書いてみますと、、、
「民族としてその精神性を世界に示せ!」などと言うがそういう美しい民族性(例えば東日本大震災でも暴動や略奪が起こらず
皆が助け合ったり、コンビニに行列を作ったりした事など)は“示す”ものではなく自然ににじみ出てくるものでは?
「武士道の“恥”の概念からの「切腹」と同意である。」というが単に(金)メダル獲得という世間の無責任な重圧が円谷選手を死に追いやったのでは?
大体…こういう“勇ましい”事をサンスポにコラムとして載せるくらいならば
コソコソ書いてないでロンドン行って金獲れなかった選手に直接その場で言うべき
それにこういうコラム載せるのなら…産経も誤報(捏造報道)やらかしたら記者は切腹すべきではないのか?…
金メダルとった選手(あるいはそのサポートした周囲)が凄いのであって日本国家や野々村氏が凄いわけでもなんでもない
それにこういう記事書く奴は最先端でプロフェッショナルなスポーツを舐めてる。精神論でどうにかなると思っている
様だが…比較的テクニックがシンプルな種目、例えばオリンピックのマラソンとかだと出場選手は最初から(恐らく生まれつき)マラソンに
最適な素質(遅筋が著しく多い、心臓が普通の人よりも大きい、血中ヘモグロビンが多い、血液の粘土が低く筋肉に酸素を回しやすいetc)を
既に持っている。後はその良い素質を良いコーチが鍛え上げていく。そういう資質を持っていない人が単にトレーニングで
オリンピックでマラソンに出られるかというと事実上不可能。
「なんかわからないから精神論に逃げる」という考え方そのものが技術的発展やテクニック向上を阻害する
、、、とかのツッコミを思いついてしまいます。
要するにこの人の考え方は時代遅れな訳です。
ちなみにこの野々村直通(元野球監督)さんの甲子園での戦績はというと…(wikiですいません)…
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E3%80%85%E6%9D%91%E7%9B%B4%E9%80%9A
>選抜高等学校野球大会 府中東 1回 0勝1敗
> 開星 2回 1勝2敗
>全国高等学校野球選手権大会 松江第一(開星) 7回 2勝7敗
> 通算 10回 3勝10敗
なんか大口をたたいているほど大した事ないような…サンスポで大口をたたくのだからどれくらいの華々しい戦績かと
思いきや甲子園で準々決勝までもいっていない様です。
で…野々村直通氏は開星高校(私立高校)の野球部監督でした。
しかし公立高校(←私立よりも制約多し)である徳島県立池田高校の(故)蔦監督(←元プロ野球選手でもあります)は
素晴らしい戦績(春夏の甲子園連覇など)を残されました。
しかし蔦監督は右翼的・根性主義的な発言は以下↓を見る限り、あまりされていない様です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%94%A6%E6%96%87%E4%B9%9F
>蔦文也
蔦氏はしごきが全くなかった訳ではなさそうですが「正しく」しごきを使われていた様に見えます。
同じ野々村氏によるこちらの記事も気持ち悪いです…産経系列紙に末期を感じます。
http://www.sanspo.com/geino/news/20120704/sot12070405010000-n1.html
根性主義で様々な事物がどうにかなるなら世の中もっと生きるのは楽な筈だと思います。。
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