今朝、出かけようと玄関の戸に手をかけたその時、インターホンが鳴った。
宅急便が届いた。
「財団法人 省エネルギーセンター」と書かれていた。
最近は、手渡す際に「よろしいですね」と差出人と中身の確認をしてから、印鑑を押させるように指導されているらしい。
世の中、たのみもしないものが送られたり、詐欺にあったりして、危険が隣り合わせにあるということなのだろうか。
玄関に戻って、慌てて包みをあける。
同封されていた手紙と『月刊・省エネルギー9月号』を一冊もって出かけた。
朝日カルチャーセンターに9時30分に到着した。
まず、ロビーで手紙と私が受けたインタビュー記事のページを開いた。
「時世の地平線 その三十三 羽鳥操 社会の省エネを道開く”からだの省エネ”」
ゲラで読んではいたのだが、こうして印刷された活字を読んでみると、新鮮に感じられるから不思議だ。そして驚き。何故って、三十三の「十」に一本斜めの線を加えると「千」になって「三千三」になる~、とドキッとした。こじつけの最たるものかもしれないと苦笑しつつも……。
そこで、講座担当の緑川さんに本を渡しコピーをお願いした。
「これだったのですね。最近のテーマにサステナブルや省エネの話を取り上げていらしたニュースソースは!」
「なるほど納得」という表情をして、彼女は本を手に携え、その場を離れていった。
板書をしている間に、人数分のコピーを作って教室まで届けてくださったのだ。
「いいお写真ですね」
最初に手に取った方からほめられて、朝からとても嬉しかった。
「これから講演やワークショップで最初に口火を切る話は、この内容でいきたいと思ってますの」
「いいかもしれません。よくまとまっていて、社会とのつながりの可能性が感じられて……」
それから、レッスンを終えて、「校正室より」を読んでビックリ。
なんとこのブログのことを書いてくださっているではありませんか。
「野口体操という日本が誇る身体文化に欠かせないガイドとなっている。(丸)」という結びに、ドキドキして、久しぶりに胸の高鳴りを感じてしまった。
本文のイントロでも「体操を文化の域に高めた創始者の薫陶を受けた……」という評価を明確にしてくださったことに、嬉しさを感じたのだった。
「野口体操は、ラジオ体操とどう違うのですか」
数年前まで、こうした質問にも答えなければならなかった。
実際、大学の期末リポートに「“野口体操”という名前を変えたほうがいいと思います。文化なのですから」と書いてくる学生が何人かいるのが実情である。
常識的なイメージとしての「体操」という名称が、邪魔をしているという。
まさに身体性を封印してきた社会が、ようやくその封印を解こうとしている時代が到来しつつあるのだろうか、と思いを巡らす。なかなかに複雑である。
「今、野口三千三先生がご存命なら、何を語られるのだろう」
心の中で、そう問いかけた。
********
帰りがけに、受講生の方に呼び止められた。
「どこにいったら手にはいりますか」
「新宿だったら紀伊國屋本店にはあると思いますが……」
答えてしまった。
ホームページアドレスは次の通り。
左のブックマークからリンクしてください。
財団法人 省エネルギーセンター
http://www.eccj.or.jp/book/
宅急便が届いた。
「財団法人 省エネルギーセンター」と書かれていた。
最近は、手渡す際に「よろしいですね」と差出人と中身の確認をしてから、印鑑を押させるように指導されているらしい。
世の中、たのみもしないものが送られたり、詐欺にあったりして、危険が隣り合わせにあるということなのだろうか。
玄関に戻って、慌てて包みをあける。
同封されていた手紙と『月刊・省エネルギー9月号』を一冊もって出かけた。
朝日カルチャーセンターに9時30分に到着した。
まず、ロビーで手紙と私が受けたインタビュー記事のページを開いた。
「時世の地平線 その三十三 羽鳥操 社会の省エネを道開く”からだの省エネ”」
ゲラで読んではいたのだが、こうして印刷された活字を読んでみると、新鮮に感じられるから不思議だ。そして驚き。何故って、三十三の「十」に一本斜めの線を加えると「千」になって「三千三」になる~、とドキッとした。こじつけの最たるものかもしれないと苦笑しつつも……。
そこで、講座担当の緑川さんに本を渡しコピーをお願いした。
「これだったのですね。最近のテーマにサステナブルや省エネの話を取り上げていらしたニュースソースは!」
「なるほど納得」という表情をして、彼女は本を手に携え、その場を離れていった。
板書をしている間に、人数分のコピーを作って教室まで届けてくださったのだ。
「いいお写真ですね」
最初に手に取った方からほめられて、朝からとても嬉しかった。
「これから講演やワークショップで最初に口火を切る話は、この内容でいきたいと思ってますの」
「いいかもしれません。よくまとまっていて、社会とのつながりの可能性が感じられて……」
それから、レッスンを終えて、「校正室より」を読んでビックリ。
なんとこのブログのことを書いてくださっているではありませんか。
「野口体操という日本が誇る身体文化に欠かせないガイドとなっている。(丸)」という結びに、ドキドキして、久しぶりに胸の高鳴りを感じてしまった。
本文のイントロでも「体操を文化の域に高めた創始者の薫陶を受けた……」という評価を明確にしてくださったことに、嬉しさを感じたのだった。
「野口体操は、ラジオ体操とどう違うのですか」
数年前まで、こうした質問にも答えなければならなかった。
実際、大学の期末リポートに「“野口体操”という名前を変えたほうがいいと思います。文化なのですから」と書いてくる学生が何人かいるのが実情である。
常識的なイメージとしての「体操」という名称が、邪魔をしているという。
まさに身体性を封印してきた社会が、ようやくその封印を解こうとしている時代が到来しつつあるのだろうか、と思いを巡らす。なかなかに複雑である。
「今、野口三千三先生がご存命なら、何を語られるのだろう」
心の中で、そう問いかけた。
********
帰りがけに、受講生の方に呼び止められた。
「どこにいったら手にはいりますか」
「新宿だったら紀伊國屋本店にはあると思いますが……」
答えてしまった。
ホームページアドレスは次の通り。
左のブックマークからリンクしてください。
財団法人 省エネルギーセンター
http://www.eccj.or.jp/book/