羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

「はまる脳」と「脳の危険水域」

2007年09月08日 09時18分42秒 | Weblog
 気温が25度を下回るようになると、からだは自然に動きやすくなる。
 つまり真夏日以上だと体操をすることが億劫だが、それ以下だと抵抗感が薄れるというわけ。

 極端に暑かったり、寒かったりすると、からだ全体が固くなる感じがはっきりとある。
 それに対して部分的に硬さを感じるのは、一つは1時間くらい電車に乗って、座り続けていると、まず立ち上がった時に股関節に違和感を覚え、歩き出すと股関節から大腿骨にかけてのあたりが硬くなって入るのを実感する。
 そんなときは急激に動き出そうとせずに、その場で立ったまま軽い上下動と揺すりを行う。

 次にもう一つ部分的な硬さを感じるのは、私の場合だが、パソコンを長時間(ほぼ一日中)打ち続けたときだ。正座で原稿を打っているので、休みの時間に仰向けになって、足を真上に上げると膝の裏側がV字形に曲がり始めているのを感じる。そのままにしておくと翌日は、足の後ろ側全体が硬く縮んでいることを感じる。

 からだはというか筋肉や腱は、放っておくとすぐにも縮むようだ。もちろん神経や血管も押しつぶされる状況に陥るのだろう。

 ということが分かっていても、原稿を書き始めると、からだを動かす時間が少なくなる。なんだか動いてしまうと、せっかくの文章イメージがどこかへ砕け飛んで逃げていってしまうような感じがするからかもしれない。
 
 体操をするとき、ピアノを弾くとき、料理をするとき、本を読むとき、……、その都度使われている脳の局在感が異なっていることを感じる。
 で、あるところが働くとき、働き始めて30分くらいするとものすごくおさまりがよくなってくるようだ。だから、あることをはじめるとある時間でやめるのが難しくなる。調子が出てきたところで休憩は取れないのだ。

 どうもそのあたりが曲者らしい。
 「はまる脳」が「危険水域」に達しないと、なにごともまとまらない。
 困ったことである。
コメント
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