羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

古い建物

2007年09月20日 19時04分05秒 | Weblog
 昨日の朝日新聞夕刊に「立教大の木造洋館 お別れ」の記事が載った。
 昭和初期にたてられた宣教師宅で、現在は事務室として使われていた。
 コロニアルリバイバル様式と呼ばれるらしい。左右対称構造で、二つの住居に分かれている。外壁は白、屋根は薄い緑の落ち着きがあるが明るい建物である。

 新しい学部の新設に伴って、教室棟を建設するらしい。
 解体の際に建て方や部材を調査したうえで、復元方法を考えたいとしている。

 さて、本日、後期の授業が始まった。
 体育施設のある建物には、この前を通っていく。
 記事の通り、中から事務用品を運び出していた。
「やっぱり、記事は、本当だった」 
 寂しい限りである。
 なんでも21日、22日、24日に、校宅の見学会を開くそうだ。

 文化財や古い建物を維持するのは、大変なことだ。
 とりわけ都心では。いや、都心だから、残したいのだが。

 我が家でも狭い敷地に、大正15年の蔵を残した。
 二間半の三間という一般的な大きさの建物だ。
 関東大震災の後に建てられ、昭和の戦争、第二次世界大戦では、この蔵だけが焼け残った。

 お訪ねくださ方は皆さん「残してよかったですね」といってくださる。
 その言葉が救いだ。
コメント
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