羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

秘密の洞窟!

2007年09月26日 09時07分59秒 | Weblog
 サジさん、たぶんここだと思います。
 よく計算してみると、私が遊びに行ったのは、10歳くらいのときですから48年前、かれこれ50年近くになりますね。驚き(笑)。
 よくこのホームページを探してくださいました。
 当時は庫裏のまえに手付かずの空間があって、自動車は止め放題でした。
 春休みに行ったときなど、池には蛙の卵があったりして、荒れ果てた田舎の寺という感じでした。赤い欄干などなかったし、木も少なかったように記憶しています。

 驚いたのは内部の写真です。
 蝋燭だけをたよりにめぐりましたから、こんな状態とはまったく知りません。ただ怖くて全部は回っていなかったかもしれない。足元も危なっかしく、池のようなところでは滑りそうでしたね。蝋燭の火がときどき消えそうになって慌てて手で覆うんです。
 
 母は大正14年に、今は新宿の高層ビル街になっている淀橋浄水場の脇で生まれ、そこで育ったのですが、タモンイン(漢字はわからない)という寺が家の隣にあって、この弁天洞窟のある威光寺からお坊さんがやってきて子供むきの法話をしていてくれるのを聞いていたと言います。
 祖父が京王多摩川に別荘を持っていて、学校の休みの時には多摩川の家に行き、さらに祖母の稲城の実家へ泊りがけで出かけたときに、この弁天洞窟に出かけていったのだそうです。それは昭和一桁最後から10年代ごろだろうという母の記憶です。

 そんな経緯から私も両親に連れられてこの洞窟に行ったのが最初です。
 このあたりもずいぶん変わったのでしょうね。
 昔、この洞窟はいかにも修行場という感じがありました。
 みんなに滅多に教えない秘密の場所で、ここを知っていることが子供にとって自慢みたいな!
 こっそり大事な友達を案内するって感じです。もったいぶって「あなただけに教えてあげる」みたいな……。
コメント (1)
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