羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

「ねんきん定期便」と‘還暦後の任意加入’

2009年04月07日 07時16分05秒 | Weblog
 明日、60歳の誕生日を迎える。
 そこで、午後は区役所の国民年金課に‘任意加入手続き’をとりに行く予定が入っている。
 年金加入期間が3年分ほど足らない分を納めることにしたからだ。
 
 現在では20歳から加入することになっている国民年金だが、私が20代の頃、つまり1960年代後半から70年代にかけての時代は、そんな決まりはなかったようだ、と記憶している。もしかして知らなかったのだけなのかもしれない。
 
 で、私が加入したのは、大学を卒業して収入を得て、青色申告を始めた23歳になってからだった。自慢じゃないけれど、長年にわたってバランスシートまで自分で書いて添付していた。実は、父に簿記を習ったようなわけです。
 話が飛んでしまったが、年金に関しては明日で、区切りである。

 実は、昨年届いた「ねんきん特別便」で、満額をもらうには3年分ほど足らないということを知った。
 丁度、08年度の税金申告書作成の際に、何となく役所に問い合わせてみた。
 そこで60歳以降65歳まで‘任意加入’が可能であることを知ったのだった。
 
 足らない分をこれから納めて、満額年金を受け取れるといっても、私の場合今の計算で約2万円くらい増えるだけだそうだ。
 たとえば65歳から受け取り始めて、7年間は生きていないと勿体ないとまで教えてくれた。
 それだけじゃない。年金を受け取り始めることに、若い方々が年金を納めてくれるかどうかもあやしい。
 
 それでも人生90年(その前に終わる可能性だってあるわけだけれど、そうなれば何もいらないが)と考えると、任意加入手続きをとることにした。
 ご丁寧にも、誕生日の前日にとることをすすめられたからだ。(最近の区役所は、電話一本で、随分親切に教えてくれる)

 それでも気持ちが決まるまでは、あれこれ迷って考えてしまう。
 例えば、もう一つの決定理由は、申告のときに国民年金は全額必要経費で認められ、民間の生命保険では控除額が低いから、とか……。

 さらに、年金基金にも加入している。こちらは60歳で終わりだそうだ。
 思い起こせば、最初にこの基金がスタートしたときに、お付き合いで加入したのだった。
 こちらの方は、もっと加入者が少ないから、本当にもらえるものなのだろうか、かすかな不安を禁じえない、でも続けてしまった。
 
 さてさて、かくして、生きていること事態がリスクなのだから、まったくリスクがないことなんてないと腹をくくっている昨今である。
 そしてこんな風に考える。
 国民年金や国民年金基金は庶民にとって出来ることのうち最低限の選択だ。だから‘出来ることを出来るうちにやっておく’という「消極的安全弁」にすぎないとしてもしないよりはマシだ、と。
 最後は、自分のためだけでない、というのも大切なのだ!と。

 ということで、本日は、役所が閉まる前ぎりぎりに飛び込む算段をつけている。
 
 以上、現実的なお話でした。
 
 
コメント
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