羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

フルーツティーに蜂蜜をたっぷり

2011年07月07日 09時10分58秒 | Weblog
 すでに五回以上は行っただろうか。女子短大で毎年一回だけ、7月の第一週の火曜日にゲスト授業をしている。一クラス50数名で2クラス。午前に2コマ授業である。この日は、1限と2限を終えて移動し、午後の4限は通常の大学で1コマ授業を行うという強行軍。
 夏休み前の前期に大きな山を超えなければならない、と毎年腹に力を込めている。
 しかし、さすがに還暦を過ぎてくると、キラキラした若い女性たち50名という人数に圧倒される。この日は授業に使う着替え以外の荷物も重いし、一日に3コマも授業をするのはかなりシンドイ。というわけで午前の短大には“今年が最後のご奉公”のつもりで出かけた。

 基幹のシリーズ授業の一つであるらしいので、実体験として体操もするだけでなく、当然のこととして野口体操についての話もする。更に「身体の価値観」を変革する意義深い体操である印象も与える。等々。いくつもの課題を満載して、一回受講の学生に伝えるのだから、半日が終わったところで精魂尽き果てている。
 そこから移動して一息入れ、後半戦に臨む行動パターンを、判で押したように毎年繰り返している。
 いつも心身の切り替えに立ち寄るのは、新宿のデパートに入っている千疋屋。そこのデザート付きランチ、サンドイッチとフルーツティーをゆっくりいただく。温かいティーには申し訳ないくらいたっぷりの蜂蜜を入れる。誰の気兼ねもなく、何も考えず、空っぽにして時を過ごす、というわけだ。

 それから平行移動して女性用化粧室に向かう。ここが肝心だ。この階のこの場所は、トイレも広く綺麗だし、化粧用の台は荷物を置く小スペースがあって、さらにヘアードライアーが壁にかけてある。ここで歯磨きをし、髪と化粧直しをして、次なる場へと向かう。
 
 そのお決まりの行動も今回限りだったはず、ところがである。
「来年はiPadをプロジェクターで映し出せるように接続用のものを御用意しておきましょう」
 担当教授の言葉に、「今年が最後に」とは言えずにお別れした。
 憚りなく自分で言うのもおかしいが、今までできなかった野口体操の真髄を相当程度伝えることができた今週の出来事だった。断っておきますが、iPadのお蔭だけではありません。導入としては、便利なことこの上ないですが……。

 さて、体力に不安を感じていた午後からの授業も順調に終わって、母がおなかをすかして待っている自宅に戻って、すぐに夕飯の支度をする気力と体力が十二分に残っていた。
 ほのかに赤い色のフルーツティーに甘ーい蜂蜜たっぷりが効いてくれた。
 おかげさまです。
 先は先だ!、と大変に気を良くしている私、デス。
コメント
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