羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

うーむ、私に何ができるのか?

2018年07月10日 11時16分37秒 | Weblog
 このところ母の施設に行くことができなくて、昨日、ようやく訪ねることができた。
 母は、私を見つけて手を挙げで、「久しぶり」という反応を返してくれた。
 最近はいつもこんな調子で、安定して機嫌が良いと聞いた。
 また、会う人ごとに自分から手を振って、それなりにメッセージを送っているようだ。
 
 場所を移動して、応接セットがおかれているロビー風のところで、いつものように足のマッサージを行った。
 ここでも通りかかる方々が、話しかけてくれる。 
 
 30、40分ほどして、みなさんがおやつを食べているリビングに戻った。
 しばらくそこで話をしながら、周りの様子を何となくみていた。

 すると最近になって入った若い女性介護士さんが当番の日だった。
 彼女はとても健康そうである。
 背は大きくもなく小さくもなく、強いていえば小柄な方だろうか。
 それでも筋肉はしっかりついていて、骨太の体質のようだ。
 仕事にはまだまだ慣れていないけれど、先輩の指導や指示を仰いで一生懸命に励んでいる。
 甲斐甲斐しいとは、こうしう働き方を言うのだろう、と思いつつ彼女の後ろ姿を見て驚いた。
 この仕事に就いた当初に比べて、確実に体型が崩れてきているのである。
 そのつもりで、表情も見てしまった。
「かなりお疲れだ」
 たかだか1ヶ月くらいだろう?!
 
 長続きさせるには、上手なからだの使いかたを身につけて欲しい。
 老婆心である。
 
 技術を身につける前に、ギブアップしないとも限らない。
 困ったことだ。
 あのままではいけない。
 今のうちが肝心だと思う。だが、実際に、私に何ができるのだろうか。
 介護現場の離職率の高さは、仕事の大変さと辛さに対しての報酬の釣り合いの悪さも問題だ。
 が、しかし、介護する人の「からだの問題」「からだの使い方の問題」も大きいことだと思った。

 私自身、母を預けて一年になる今頃になって、左肩と上腕の痛みがある。
 母の自宅介護期間に、無理をしてきたと心当たりもあるのだが、こればかりは避けようがなく仕方がなかった。
 その痛みの緩和に、本気で取り組んでいるが、回復の6合目まで到達したところだ。
 ここが肝心、諦めずに右側と遜色がないところまで回復させたいと思っている。 

 その経験からも、介護現場で働く方に、何ができるのか、と昨日から考えてはじめている。
 のっけから「野口体操」は、ありか?
 ちょっと難しくないか?

 もう少し、時間をいただこう。
コメント
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