羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

鐡道時刻表 

2019年05月19日 09時36分34秒 | Weblog

昨日、朝日カルチャーセンター「野口体操講座」に、「復刻版 鐵道時刻表」を持参した。

大正、昭和一桁、昭和二桁、そして昭和20年7月までの6冊プラス1枚である。

準備している時には、あまりにも重いので、昭和二桁を持て行くだけにしようかと迷った。

しかし、私が受けた驚きを伝えるには、全てをご覧にいれたい、と思い直した。

正解でした!

皆さんの関心は非常に深く、驚きに満ちた声・表情、そしてそれぞれのつぶやきが、実に貴重な実感を持たれたを示していた。

手にとって、ページをめくって、初めてわかることがある。

野口三千三先生は「実感」のないところでは全ての理論は空論となる、というようなことをおっしゃっていたことを思い出した。

実際に見ていただいて、その意義深さを感じたレッスンだった。

明治以降の日本を、戦前・戦中の日本を、鐵道を通して認識を新たにしていただけた。

終戦と同時に連合国軍GHQの占領政策の中で、禁止された様々な事柄を改めて浮き彫りにすることで、戦争の真実をごくわずかでしかないが、垣間見ていただけたような気がしている。

社会のあり様が鐵道時刻表に、ありありと現れているのである。

新宿駅までの道すがら、「よいお買い物をなさいましたね」と言われた。

その言葉が全てを語ってくれて、嬉しく思えた。

本日のレッスンにも持参しようか、と思っている。

これは手に取って見ないことには、伝わらない・・・・・。

久しぶりに驚きの復刻本だ。

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坐禅 ふたたび 十日目

2019年05月19日 08時41分06秒 | Weblog

今朝の空気には、梅雨入り前の貴重な爽快感があった。

坐っている右側が東だけれど、そちらから太陽の光が差してくる。

と思うと、雲がかかるのだろうか。障子をすかす光線が、一気に暗く沈んで途絶える。

その繰り返しの中で、静かに100回、吐く息を数えた。

20回くらいで口の中に唾がジワーと溜まってくる。それをそっと飲み込む。

飲み込む、というほど多くはない。

そとは静かだ。

窓は開け放たれているのだけれど、時に隣家の子供の声が聞こえたりしたが、生活音は全く聞こえてこない。

静かだ。

坐禅を始める前に、いくつかやっておきたいことに気づいていた。

これまでなら、それを終えてからにしようと思って、すぐさま取り掛かっただろう。

本日は違った。

終わってから、ゆっくりすればいいと、急く気持ちは起きなかった。

自分にとって何が大事なのだろう。

ぼーっとだが、それが見え始めたような気がしている。

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