羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

拍子抜けするくらい順調・・・・狐につままれたような

2020年07月06日 07時09分19秒 | Weblog

おかげさま昨日の朝日カルチャーセンター「野口体操講座」日曜クラスは無事に終わった。

日曜日の午後、電車も道路も空いていた。新宿西口周辺も、予想に反して人出は少なかった。

住友ビルは、三角広場が出来上がって広々として、閑散としていた。

カルチャー内にはアルコール消毒のボトルが随所に置かれていて、換気も十分。

昨日は、開講講座も少ないらしく、人もまばら。

で、野口体操レッスンには、1月期〜3月期に受講されている半分の方が出席された。

 

レッスンでは、自宅から携帯していったフェースシールドは使わず、カルチャー側が用意してくださっていたフェースシールドを使用した。

私の周りにはぐるりと空間を作ってくださったので、マスクは外して顔全体がおでこから顎まで覆えるフェースシールド着装で話をし、号令をかけ、自分でも十分に動くことができた。動いても、話をしても、暑くも苦しくもないことに助けられた。

参加の皆さんも大人の対応で、お互いの距離を上手に取って、自分の場所を、それぞれが確保して動いていらした。

こちらから見ていて、皆さんの動きに、ほぼ4ヶ月の空白があったとは思えない、というよりむしろよくなっている方が何人も見受けられて嬉しかった。

かくして、最初から最後まで、久しぶりにのびのびと動き、目と目で会話して、時に笑って、淡々と時間が過ぎていった印象だった。

「広い部屋は気持ちがいいー」

「久々の運動だから、きっと明日はからだのどこかが痛くなるだろう」(笑)

 

私はほぼ4ヶ月の自粛生活の中で、からだと向き合い、十二分に散歩をし、オンラインの扉をノックし一歩中に入って過ごした暮らしが効をそうしたのか、からだが軽く、肩の痛みもないことから動きが楽になっていて、おかげさま状態で終始した。

「私、元気みたいです」

レッスンの途中で思わずつぶやいて、皆さんの笑いに包まれた。

 

前日からレッスン準備に加えて、コロナ対策をし、覚悟し、いつになくの緊張感を持って出かけていったところが、拍子抜けするくらいに全てが順調に運んだ。

帰宅してお風呂に入り、つくっておいたポトフーを食しながら、一日一日、一つ一つを、その時できることをやっていくしかないと、つくづく思ったが、正直、狐つままれたような気分でもあった。

 

そして、一日の締めくくりに「高円寺お蔵スタジオ」に入って、掲げていある佐治嘉隆さんからいただいた「野口三千三先生」の写真に「ありがとう」って手を合わせた。

スタジオの観音扉を閉めて、鍵をかけた後、ながーく息を吐き、深ーく息を吸った。

本日の野口三千三の言葉

『ちょっと足らないくらいが丁度いい』

得心。

次回は、次回。

あたらしく。

コメント
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