旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

松本城と真夏のたま子とHighland Railと 上高地線を完乗!

2019-08-17 | 呑み鉄放浪記 私鉄編

アイボリーの2両編成がガタゴトと奈良井川鉄橋を渡っていく。 
前面には Highland Rail のロゴ、紫・ピンク・山吹・緑・赤の斜めストライプが流れる。
井の頭線の3000系は信州に嫁いだんだね、学生時代にお世話になった車両だ。 

1泊2日の短い帰省、高校時代の仲間と酌み交わした翌朝、松本経由で戻ることにした。 
午前9時半と云うのに温度計はすでに31℃を示している。これ「さわやか信州」じゃない。

1,000円の1日フリー乗車券を握りしめて、アイボリーの2両編成に乗車する。
6番は大糸線、7番は上高地線、JRと共用のホームはアルピニストとハイカーの世界だ。 

 

少し時間を遡る。
乗車前に訪ねた「松本城」は岳都・松本のシンボル、甍の黒が夏日に輝いている。
現存する唯一の漆黒の天守閣は "烏城" と呼ばれる。五重天守は松本城と姫路城だけだ。 

 
 

明治時代の町屋を改修した信州蕎麦の店で、こだわりの "十割そば" をズズっと啜る。
そばを待つ間、"板わさ" をつまみに "今錦 真夏のたま子 生" をいただく。伊那谷の酒だ。
地産の酒米を使用し、酒槽で搾り、氷温で貯蔵した特別純米生原酒が爽快で美味しい。 

話を戻そう。
2両編成が奈良井川鉄橋を渡ると、ほどなく田園地帯が広がり、稲の匂いが鼻をつく。
ほぼ真西に向かう上高地線沿線には、大信州酒造、アルプス正宗醸造の蔵があるけれど、
あまりにも暑いので訪問は諦める。写真を撮ったら後続の電車に逃げ込もう。  

イメージキャラクター渕東なぎさ嬢に見送られ、旅の終わり新島々駅に降り立った。
駅舎はバスターミナルになっていて、乗客の殆どは上高地へ、高山へとバスを乗り継ぐ。
呑み人の旅はここで終わるけど、アルピニストとハイカーはさらに標高を稼ぐのだ。 

松本電鉄・上高地線 松本~新島々 14.4km

<40年前に街で流れたJ-POP>
微笑の法則 ~スマイル・オン・ミー~ / 柳ジョージ&レイニーウッド 1979



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