「ダ・ヴィンチ没後500年 夢の実現展」に行ってきました(2020.1.7/1.26まで開催)@代官山ヒルサイドフォーラム
学校法人桑沢学園 東京造形大学主催の「ダ・ヴィンチ没後500年 夢の実現展」に行ってきました (無料)
代官山ヒルサイドフォーラムには初めて行きます ちょうど2時から「復元制作報告会」が始まるところでラッキーでした♪
学生さん達が 池上英洋先生をはじめとする教員の皆様のご指導を受けて 500年前のダ・ヴィンチが実現しようとした作品 あるいは途中で欠けてしまった作品等を再現してくれました 全16作品の展示 これは世界初の試みとなるそうです
その制作過程 絵画 彫刻 メディア 機械・建築部門に分かれ 様々な才能を持つ多くの方たちがれぞれの過程に関わり フライヤーを作るところから始まり オープンの迫る中 一生懸命に作業されてこの日を迎えられ さらにまた鑑賞ガイド等も 日々進化し続ける過程を知ることができました
未着色だった「聖ヒエロニムス」に彩色を施したものは 緋色のマントがこんなにも鮮やかだとは...驚きました
未完に終わった史上最大の騎馬像計画「スフォルツァ騎馬像」 それを最初に構想されたポーズでの復元に挑戦しました
水に浸かったためか切断されてしまった「ジネヴラ・デ・ベンチ」の下の部分を 当時のスケッチ等から再現しました 美しい手だったのですね...
「ラ・ジョコンダ(モナ・リザ)」当時の姿...こんな明るい肌の色だったのですね
「最後の晩餐」の再現は実に素晴らしく 報告会を聞いている最中 絵が当時のものにじわじわと変化してゆくのですね そして動く...アニメーションで表現し まるで彼らが話し出しそうに感じました また 正しい部屋のサイズも再現されていました
「サルヴァトール・ムンディ」(個人蔵) 「洗礼者ヨハネ」 「受胎告知」「糸巻きの聖母」等全16作品も復元されておりましたが 驚いたのはあの「アンギアーリの戦い」を 許可を得て完全な絵画として再現し (コピー不可) それを立体の像として再現してあるのを見た時です
多くの人物が絡みあっている様を 見比べながら鑑賞しました
「数々の工学系発明品」 これはひとつの部屋に レオナルドが考えた様々な機械の模型が展示されており 今までに聞いた講演会を思い出しながら ひとつひとつ眺めました
「投石器」「自動ロースト器」コストがかかりすぎて実現できなかった「マルチキャノンシップ」 「太鼓自動演奏車」「旋回橋」「二頭立て戦車」等々...バラエティーに富んでいます
また 二階に上がると「大墳墓計画」の模型があり 大きすぎて実現できなかったとのことですが わかります...
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二階からの眺め
パンフレットは 一筆書きによるエンブレム これは一筆書きが書かれる過程を見られて ずっと見続けていました♡
そしてレオナルドの左利きによる「鏡文字」を生かしたデザインです
最後に 池上先生... 第4回フォスコ・マライーニ賞授賞式に行きたかったのですが スピーチコンテスト直前で行かれずすみませんでした!!
ヴァーチャルですが これはこれでとても面白く興味深かったです💛
何年か前にイタリア文化会館で開催された「ウフィツィ・ヴァーチャル・ミュージアム展」を思い出しました
東京造形大学の素晴らしい試みに圧倒されました ダ・ヴィンチが今の時代に生きていたら 自分の作品がこのようなテクノロジーによって再現されたことに どんなにか驚いたことでしょう!!
まさにそれが この「夢の実現」展が目指していことなのです
そう 「レオナルドがかつて抱いた夢の一部を 500年後の今 実現させる」ことなのです
見どころは こちら
開催のお知らせは こちら(2020.1.5~1.26)
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いただいたチラシ パンフレット
ついでに すぐそばにある 重要無形文化財「旧朝倉家住宅」も見学してきました♡
大正時代の数少ない和風住宅で 十数部屋もある豪邸です 玄関横に1室だけ洋室があります 本当に広い... 回遊式庭園も眺めてきました ^^) _旦~~
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