日記帖

飛ぶ鳥のように、渡る風のように、流れる水のように、野に咲く花のように、煌めく星のように。

~叙事詩・平家物語・祇園精舎の鐘~

2023-10-19 10:09:19 | 作文する

叙事詩とは、Wikipediaでは、
”叙事詩(じょじし、英語: epic、epic poem、epic poetry、epos、epopee)とは、物事や出来事を記述する形の韻文のこと。”

平家物語が叙事詩かどうかは、解釈が分かれるようです。
平家物語のはじめに、
祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。驕れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者もつひにはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。

さて、冒頭、祇園精舎が出てくる。これについては、Wikipediaに解説があるので興味のある方はご参照ください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%87%E5%9C%92%E7%B2%BE%E8%88%8E

鐘の声 鐘の音とは書いていない。コトバンクによれば、
https://kotobank.jp/word/%E7%A5%87%E5%9C%92%E7%B2%BE%E8%88%8E%E3%81%AE%E9%90%98-2026806
声をだしたという。
以下のサイトも詳しい。
https://1kara.tulip-k.jp/buddhism/2020057891.html

声だったのでしょうか?音だったのでしょうか?

私が思うに

音に聞こえたか、声に聞こえたか です。声を感じることが出来たかだと思います。

声に聞こえた人はいらっしゃったと思います。でも声が聞こえたからといって、それを驕るべきではないとも思います。
声に聞こえなかったからといって、恥じることもないと思います。
愛を以って行うか。だけですから。

この平家物語の序文は、噛めば噛むほど味が出るものかもしれません。

 

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