京都西山・柳谷観音(楊谷寺) ~紅葉めぐり
京都府長岡京市の柳谷観音(楊谷寺=ようこくじ)は善峯寺、光明寺と共に西山三山のひとつ。
清水寺の開祖延鎮が大同元年(806年)に創立した古刹である。
眼の観音様として古くから信仰を集めており、境内には弘法大師の法力がこめられた独鈷水(おこうすい)や、眼力稲荷がある。
庭園はあじさいや紅葉の名所としても有名である。
門前には、風神、雷神が観音様を守護するように立つ。
独鈷水(おこうすい)の湧く井戸は、石段をのぼり、表門の左手にある社務所脇の奥にある。
ペットボトルに入れて、持ち帰る方が多いようだ。
このような弘法大師(空海)の逸話が残されている。
大師はある時、堂の傍らにある巌窟の涌き水のそばに、親子の猿を見つけられました。 よく見ると盲目の子猿の目を親猿が一生懸命洗っています。
猿の親子は毎日やって来て同じ動作を繰り返していましたが、十七日目に子猿の眼がパッチリ開き、親子の猿は喜んで山に帰っていきました。
大師はこの光景を見て、その不思議な涌き水を、眼病に悩む人々の為の霊水にしようと決意され、独鈷でもって深く掘り広げ、日夜涌き水に加持祈祷をされて、十七日目の満願の日に、明眼利生、眼病平癒の霊水に成就されたのです。
紅葉の名所としては、あまり、知られていないので穴場と言えるかもしれない。
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