前回記事写真に紹介しました「幟山笠」は夜になると雄大な提灯山笠へ変身します。
幟山笠の12本の幟と飾り物を全て取り外して台座だけにした後、先ず骨格となる高さ約4mの支柱を4本立て、その上に更に高さ3mの四角推形状に提灯を並べたものを載せます。
提灯が5段になっていることからこれを「五段上げ」と言います。
これを載せる時はクレーンなど機械は使わず、下から2本の棒をうまく使って載せ上げます。
その後その下に6段目、7段目と提灯を並べて行き、最終的に全12段、提灯個数309個の提灯山笠を完成させます。
山笠の重さは約2.5トンとなります。
提灯の中はLEDではなく本当のロウソクですが、組み上げる前に既に火が点けられています。
上げる時に提灯を傾けてしまうと燃えてしまいますので注意を要します。
この山笠を約80人で担ぐのですが(担ぐ人を「かきこ」と言います)、実際担いでいる人の話しによると棒がたわみ、肩にずしりと重さがのし掛かってくるそうです。ガニ股の格好で担ぎます。
ところで山笠の台座の組み立てには釘もロープも使わず、山から採って来た籐葛だけを使いますが、何処で採ったのかは秘密にするそうです。
(8月10日追記:)提灯の内側には提灯が燃えたり消えたりした時のためにメンテナンスする人が一人待機しています。
多言語の福岡・博多案内サイト: 福岡・博多よかなび http://yokanavi.com
別の目線で:シアトル商社日記 http://ppmj.blogs.com/newsletter/