スーパーで売られているプラスチック容器に入った「焼きプリン」
はて?どうやって作っているのだろうと思いました。
表面は焦げていますが、容器部分は焦げてもいないし、
溶けてもいない。不思議ですよね。
これは(簡単に言うと)3つのことから実現できているそうです。
1つ目は、焦げ部分を作るために、プリン上にゼラチンの薄い膜が作られていること。
2つ目は、その膜に160℃の熱を加えるときれいな焦げ色になること。
3つ目は、容器に160℃に耐えられものが使われていること。
これらによって自然な焦げ目色の「焼きプリン」が実現できています。
ここに辿り着くまでは技術者のかなりの試行錯誤があったものと思います。
商品化まで少なくとも1年以上はかかっているのではないでしょうか。
ちなみに、この方法で24年前に森永乳業から特許が出されていますが、
今は自由に使える技術になっています。
また、森永ビビダスヨーグルトの蓋にヨーグルトが付着しないというのも、
森永乳業と東洋アルミとの共同開発品を使っているからです。
蓋にはランダムに非常に細かい突起(顕微鏡で見ないと分からない)が作られています。
蓮の葉を模したものですが、このような加工ができる技術は日本のお家芸でしょう。