20日付けの中国網(電子版)等に拠ると、2013年度の農民工の平均賃金は月額2609元で、この金額は、前年度より約10%程度上がったそうです。また、農民工の数は、約2億6千9百万人で、その内1億6千6百万人が所謂省内外等への出稼ぎ労働者との事です。
地区により、平均賃金にもバラツキがあり、東部地区は西部地区に比較すると平均10%ほど高いとの事です。また、この金額は平均農民平均収入の半分を占めるとの事。
また、農民工が各種社会保険へ加入する割合も、近年増えているとの事です。年金、医療保険等に加入した農民工の数は、それぞれ約4900万人、約5000万人に達したとの事。また、労災保険に加入した農民工は、約7300万人で、失業保険へ加入した者は、約3700万人に上ったとの事です。
新京網(電子版)に拠れば、北京市の2012年度の「職工」の平均年収は、それぞれ62677元、52232元との事で、前年度に比べ約11.8%増加したとの事です。尚、2013年の「職工」の平均賃金に関する統計は、未だ発表されていないそうで、例年5月頃に公表されるとの事。
収入が高い三種類の業種としては金融関係、通信電信・ソフト開発、科学技術開発等でそれぞれ、約89740元、80510元、69254元との事です。また、収入が低い三種類の業種としては、水利・環境・公共施設管理や宿泊・飲食業及び農林業従事者との事で、それぞれの平均年収は、32343元、31267元、22687元との事。(注:この数字も2012年のものです)