春城晩報に拠れば、雲南省では海外旅行の行き先として一番人気があるのが韓国、次いでタイ、第三位が日本との事です。人気第一位の韓国には、2014年度には約30万人が旅行したそうですが、雲南省から日本へは昨年一年間では約十数万人が訪れたとの事です。団体での旅行が多い様ですが、今後はより自由な個人旅行が増えるだろうとの事です。
今は私は大理州に滞在中なのですが、特に大理古城はよそ者が多い処として有名で、私が面識のある中国人の多くも、地元雲南省生まれではなく外の省から来た人が圧倒的に多いです。偶々話す事になったある中国人は、杭州の出身との事ですが、日本へは三回程旅行したと話していました。昆明市に行く際に、良く立ち入る本屋があるのですが、その店の主人は今年日本へ旅行する予定で、今は昆明在中の日本人に日本を習っているとの事でした。日本の何処へ行きたいか聞いた処、京都、奈良と答える人が多い様です。中国の高校で歴史を教えている中国人は、やはり奈良、京都へ行きたいとの事でした。その中国人の話では、唐王朝の文物を見たければ韓国へ、宋王朝の物を見たければ日本へ行けと云う様な云い方もあるそうです。去年偶々知った中国人の内二人が、去年日本へ留学に行きましが、機会があれば日本へ行きたいと云う人が増えている様に感じられます。
春城晩報に拠ると、雲南省では、今年春節の休暇中に海外へ旅行へ出かける人の行き先は、タイ、日本、韓国、カンボジア、インドネシアの順だそうで、日本がタイに次ぐ人気となっているそうですから、今年の春節(2月19日旧暦の元旦)には、日本へ向かう雲南省生まれの中国人は例年を上回る多くの人が日本を訪れる様です。
春城晩報に拠ると、日本の旅行ビザ取得には、パスポート、在職証明書、退職者は離退職証明書、戸籍証のコピー、身分証明書のコピー、写真二枚が必要との事。更に日本入国申請書に必要事項を記入し、3万元以上の財産があると云う証明書、不動産証明書のコピー、車を取得したと云う証明書等も必要との事です。ビザ取得に必要な費用は250元との事ですが、ビザ取得には、矢張り何かと色々な書類の添付が義務付けられておりかなり面倒の様です。
例えば、カンボジアの場合は、昆明のカンボジア領事館でビザ取得の手続きが出来る上、必要な書類は有効なパスポート、写真3枚、身分証明書のコピーのみでOKとの事ですから、旅行客を誘致しようと思えはビザ取得の手続きを如何に簡素化するかが肝要かと思います。