中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

今年は果物の値段がとても高いそうです。

2019年05月25日 | 中国事情

私が時々覗く中国語サイトに「南方週末」と云うサイトがあります。それに拠れば、5月17日付の「南方週末」には、「最近果物の値段は何故こんなに高いのか? 減産、買いだめ、それともネット通販サイトの買いあさりか?」と題した記事が掲載されていました。

それで中国語検索サイト「百度」で「何故今年は果物の値段が高いのか?」として検索をかけると、それに関連する記事が結構沢山載っています。私は今雲南省大理市に滞在中なのですが、スーパーは無論の事、農貿市場にも一年を通して色々な果物が並んでいます。中には、日本では余り見かけない様な珍しい果物も沢山売られています。値段も日本と比べると格段に安く手に入ります。そんな訳で日本にいる時よりは、果物は良く食べています。また、パイナップル、マンゴー、火龍果(ドラゴンフルーツ)等の果物は、ベトナム、ミヤンマー、タイ等の周辺国からも輸入されている様で、雲南省の果物の値段は総じてとても安い云う感じがします。

元来物の値段等には余り興味が無いのですが、「南方週末」の記事や「百度」で検索した「何故今年は、果物の値段が貴いのか」と云う記事を読んで、改めてスーパーや農貿市場等で、果物の値段に注意して見ると確かに、今年は果物値段が高いと云う思いがしました。

元々輸入品のチリ産のチェリーやアメリカ産のリンゴ、輸入物のドリアン等は、果物中でも特に高く一斤(500g)20元前後するので、私も手が出ないのですが、ドリアンは日本では食べる機会も少ないので極偶に買い食べます。但し、余りにも甘いので極々偶にしか食べませんが(注:実は、私は糖尿病なのでこんなに甘いものは禁止なのです)

5月中旬になり、大理市でも、ライチが出回り始めたのですが、高い物だと一斤15元、安い物だと10元程で売られています。新聞等の報道に拠れば、去年の2018年はライチの値段が歴史的に安かったとの事ですが、今年のライチの値段は、ここ十年で一番高く、5月産の物は、平均で15元から20元程で取引されているとの事です。広東産の高いライチは一斤30元と40元の物もあるとの事です。四川省成都のある種類のライチは一斤60元もするとの事です。ライチにも色々品種がある様ですが、私には区別が付きません。ライチも出回り始めると、私が良く食べる果物の一つです。

 

百度等に掲載されている記事に拠れば、上海でも香梨と云う類の梨が、去年の同じ時期と比べて80%高、リンゴは42%高との事です。北京でも、去年と同じ時期に比べ果物の値段が平均80%高との事です。富士と云う種類の山西省産のリンゴは、去年に比べ倍に、新彊産の哈密瓜(ハミウリ)も倍の値段との事で、キューイ等も平均で3,4割高との事です。(注:中国産のリンゴは富士と云う品種が一番高く、日本産の富士と略同じ)

今年この様に果物値段が総じて高いのは気候の影響との事で、春先に低温が続いた事、開花の時期に雨が少なかった事、場所に拠っては干ばつに襲われた等の理由に拠るとの事です。但し、ライチが今年高騰しているのは、気候の影響以外に、去年余り沢山取れて値段が暴落した為、作付面積が減った事もあるとの事です。

 

マンゴーにも色々な種類がある様です。大雑把な感じでは、一斤(500g)10元を超えると高いと云う感じがします。西瓜、バナナは、安く2,3元。

 

李やブドウが並んでいますが、全般にブドウは高い。水蜜桃と云う桃も高いです。大理古城内には、何軒かのスーパーがありますが、ここのスーパーが一番大きく、売られている果物の種類も多い。

 

 

地元産のカボス。輸入物の檸檬。大理古城内にあるスーパーの果物売り場。

 

柑橘系の果物の種類も多いです。

 

ライチと竜眼も果物の中では何方かと云えば、高い部類に属します。中国語では山竹と呼ばれるマンゴスチンも果物の中では高いです。16.5元ですので高い。ドリアンは20元前後。ライチは枝付きの物は高く一斤15元程します。

 竜眼、ライチ、マンゴスチン、ドラゴンボール、芒果、ハミウリ、ザクロ等は安い事もあり良く食べる果物です。二年前日本帰国した際に、10月頃奈良に行ったのですが、奈良の果物屋でドラゴンボールが一個600円程で売られて居たので吃驚したのを覚えています。

雲南省で売られる珍しい果物の数々

左思著「三都賦」とライチ(妃子笑)と楊貴妃



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