このブログでも触れましたが、大理古城に今年5月から日本語コーナーが新しく出来ましたが、実は私もその日本語コーナーの運営に参画しています。中国に現在ある多くの日本語コーナーや英語コーナーは公園等の野外で行われている場合も多いようですが、中国の日本語コーナーや英語コーナーが公園等の野外で行われる理由の一つは、日本等と比べると公共の会場が少ない事が理由の一つに挙げられるのかもしれません。中国では、日本の様に小学校中学校の施設も外部の団体等に貸し出されると云う話もあまり聞いた事がありませんし、日本の様に公民館の様な公共施設もほとんど見かけません。(注:中国では中学校や高校は夜も9時頃まで補習があるのが普通ですし、全寮制と云う事もあり土曜、日曜日も教室で勉強する生徒も多いようです。)その様なこともあり、中国では日本語コーナーや英語コーナーが公園等野外で行われる事が多いようです。
私達が、大理古城で日本語コーナーを開催するに際しては、やはり何処で日本語コーナーをやるのか、大きな問題となりました。大理古城には適当な公共施設が無いので、私達も公園でやる事も考えたのですが、幸いにも会場を無料で提供する人が現れ、大理古城の日本語コーナーは屋内で始める事が出来ました。公園ですと座る事も出来ませんし、雨や風の心配もありますので、当然の事ですが日本語コーナーが屋内の会場で出来るは大変ありがたい事です。大理古城で日本語コーナーが出来るのも会場があればこそで、ここ大理古城でも適当な会場を見つけて、確保するのは結構大変な事でした。
今まで日本語コーナーで使っていた会場も、持ち主の好意で無料で会場を使わして戴いていたのですが、とにかく会場が狭いのが悩みの種の一つでした。日本語コーナーを始めて、まだ四ヵ月程しか経っていないのですが、日本語コーナーの事を知って飛び入りで参加する大理在中の中国人の数も、最近では徐々に増えています。日本語コーナーに参加する人は、大理学院で日本語を第二外国語として学んでいる人が中心なのですが、最近では大理古城に長期滞在中で、日本語や日本文化に関心のある中国人の参加も増えています。人伝てに日本語コーナーの事が伝わるらしく、大理には今まで日本語コーナーが無かった事もあり、徐々に日本語コーナーに参加する人も増えてます。
毎回日本語コーナーの参加者は平均12、3名程度で、多い時には17名程参加します。今まで使用していた会場は狭いので、参加者が15名を超えるとギュウギュウ詰の状態となり、時により座れないで立つ人も出るような有様でした。それで、今までは余り参加者が増えても困るので、日本語コーナーに関しての宣伝も控え気味にしていました。しかし、最近では徐々に日本語コーナーに参加する人が増えていて、もっと広い別の会場を探すのが当面課題となっていました。
幸いにも9月から、新しく会場を無料で提供して呉れる人が現れました。今度新しく使える事になった会場は、40名程収容出来る程の広さがあるので、参加者が増える事や多くなる事を心配する必要は全くありません。
また、今度の会場には、日本語コーナーで使う雑誌や日本語関係の本等も置けるスペースも確保出来そうです。今度新しく会場を提供して呉れる持ち主は、色々なボランティア活動に対して大変に理解がある人で、いろいろな社会活動の支援もしている人のようです。9月から使う事が出来る新しい会場は、元々ブックカフェなので、本や雑誌がたくさん置いてあります。それで、日本語コーナーで使う雑誌や本等の資料も置ける事になりそうです。私の処にも少しは日本語や日本に関係する本等があるのですが、以前使っていた会場には、そう云う物を置く場所がない為に、毎回参考となる本や雑誌、小道具を私が運んでいましたが、今回からその必要がなくなりそうです。
これからは、安心して大理古城の日本語コーナーへの参加をより幅広く、かつ多くの人に呼びかける事が出来ます。そして、一人でも多くの人に日本語コーナーに参加してもらうようこれからも皆と努力したいと思います。
9月から無料で新しく使える事になった日本語コーナーの会場となるブックカフェ。
英語の本に比べると、中国語の本は少ないのですが、それでもかなりの量の中国関係の本があります。
珈琲等の飲み物も左程高くはありません。アメリカン珈琲12元は大理古城では安い部類に属します。珈琲は安くても15元、高いところは20元位します。大理古城は一般に物価はとても高い。
会場の持ち主が外国人と云う事もあり英語の本が圧倒的に多い。かなりの量の本があります。
この様な場所で、日本語コーナーが出来る事となり、私達は大変恵まれているといえます。日本語コーナーに参加する人が、この会場を見てどの様な反応を示すか楽しみです。
CD,DVD等も置いてあり、借りることも出来ます。
中国語の本もあります。
かの有名な「徐霞客」の本もありました。
実は、この店には以前は度々珈琲を飲みに立ち寄っていた店です。店内に中国語の本もたくさんあり、無料で本も読む事が出来るので時々来ていた店です。お客もさほど多くなく、静かなので時々立ち寄っていました。店の雰囲気も大変気に入っていたのですが、まさかこの店で日本語コーナーが出来るとは夢にも思いませんでしたので、こんなに嬉しい事はありません。