中国貴州省とそこで暮らしている苗族トン族等の少数民族を紹介しています。

日本人には余り馴染みのない中国貴州省と、今私が一時滞在中の雲南省や大理白族自治州大理古城について

木瓜水は「草本酸木瓜」の種から作られる

2018年05月22日 | 少数民族の祭り

大千成(假酸浆)は、雲南省では別名「草本酸木瓜」と呼ばれるとの事です。中国人が雲南省の木瓜水に付いて書いたブログにも木瓜水と呼ばれるが木瓜(パパイア)とは関係ないとの記述があります。また、中国語の別のサイトでは、雲南省では假酸浆が「草本酸木瓜」と呼ばれるので木瓜水と云う呼び方になったのだろうとの記事があります。

木瓜水は、大千成と云う植物の種から作られるとの事。原産地は南米ペルー。写真は百度より

Nicandra physaloides

前回のブログで触れたように某ブログにある様なパパイアの種を揉んで作ると云うのは完全な間違いの様です。この方のブログには木瓜水の作り方として『秘密はパパイヤの果実ではなく、その黒々とした種にあります。種を水に浸けて、ひたすら揉み続けると、ヌルヌルしたものがでてきます。これをひやし固めると、寒天のようにプルンと茶色く透明感のある木瓜水ができるのです。』云々とありますが、どう考えてもパパイアの実をいくら揉み続けてもヌルヌルしたものがは出て来ないので無理だと思いますがどうでしょうか

今では木瓜水を簡単に作る事が出来る様に木瓜粉がネットで簡単に手に入るので、昔ながらの方法で、手間暇をかけて木瓜水を作る人は減っているようです。百度等で検索すると木瓜水の作り方として、『假酸浆の種を布に包んで5,6分水中で揉むと白い物が表面に浮かび変色する、少ししたら石灰汁を加える』等と書いてあります。材料としては、木瓜籽と石灰とあります。また、中国のネット上には。昔ながらの作り方を紹介した画像もUPされています。大理古城にも、木瓜水や涼蝦を専門に売る屋台が何軒かありますが、私は滅多に食べる事はありません。


大理古城内の木瓜水等を専門に売る屋台。ここの屋台は安いこともあり客も多い。木瓜水と涼米蝦を専門に売っています。一杯3元。

 

大理古城で売られている木瓜水。大理古城では玫瑰醤と呼ばれるバラの花で作ったジャムで甘味を付ける事が多い。下に見える赤黒い物が、玫瑰醤と呼ばれるバラの花で作ったジャム。

 

これが木瓜水。氷を入れて冷やした冷たい物を売っています。

 

大理古城の木瓜水等を売る屋台は何軒かあります。無論大理市内にもあります。

 

 

 

 



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