雲南省昆明市は、貴州省貴陽市等と比べると個人経営の書店が比較的に多い様です。本は特別に読む訳でもないのですが、書店巡りをするの好きで、本屋を覗いていると、時々とても珍しい本が手に入る事もあります。また、本屋は中国では,とても静かな空間で、中国のスターバックスや最近多い個人経営の喫茶店等も中国では、やたらにうるさかったりしますが、本屋では皆静かに本を探したり、本を手に取って読んだりと、とても静かです。声高に話す様な人も無く、そう云う意味でも中国では本屋を覗くのは大変に楽しく、また、私にとっては大変に落ち着ける場所の一つです。
昆明市を訪れた際には必ずの様に立ち寄る本屋が何軒かあります。昆明市内には、雲南大学、雲南民族大等の大学がまとまってある、云わば大学街があるのですが、そこには外国人留学生や中国の少数民族を専門に研究する外国人等も多い事もあり、個性豊かな個人書店が何軒かあります。
麦田書店。個人書店の特徴の一つは、党関係の本は先ず置いて居ない事かもしれません。中国語の本だけでなく、英語、フランス語等書籍も多く、その様な外国語を学ぶ中国人学生も利用する店の一つです。この本屋は昆明市内の個人書店の中でも最も古い書店の一つで、昆明市内の大学等で留学した人等は云わば誰でも知っている様な本屋です。
店の主人。近々日本を旅行する予定で、現在日本語を昆明在中の日本人に習っているとの事です。
店内の様子。店もそれほど広くはありません。音楽CDや外国の映画のDV等も扱っています。
店内に貼ってあるポスターからも、この書店の経営者の経営方針や店内にどんな本が並べてある本が伺えます。
このベトナムの映画は私も日本に居る時に観た記憶がありますが、題名は残念ながら思い出せません。このポスターを見て、随分昔このベトナムの映画を観た事を思い出しました。
漫林書苑(マンダリン書店)。昆明市には本店がありますが、大理古城と麗江にはこの本屋の支店があります。中国で民族学を勉強している日本人等は必ず訪れる本屋。特に中国の民族学関係の本が充実している事で有名。昆明の本店もそうですが、大理古城の二階にも、英語、フランス語、ドイツ語の本が並んでいます。また店頭には英字新聞も置いてあります。
中国の民族学を専門に勉強している外国人は昆明には多いのですが、漫林書苑は、そう云う外国人は必ず訪れる本屋で、中国の少数民族に関する専門書が多い事で有名です。個人経営の本屋は大抵写真撮影はOKなのですが、この本屋は店内は撮影禁止。