毎年農業歴(旧暦)6月13日には、壮族(チワン族)が住む村貴州省黔東南苗族トン族自治州从江県加 郷下堯村では、嬉水節と呼ばれる祭りがあります。これは天候が順調であり、風や雨の被害が無く作物が順調に生育する事を神に祈る祭りの事です。また、この日には村人々が川辺で水浴して悪病を払い、健康に長生き出来る様に祈るとの事。
この壮族の嬉水節と云う祭りは、私にとっては今まで全く聞いた事のない祭りで、その上祭りに関しての情報も殆ど無く、どの様な祭りか全く見当が付かない物でした。知り合いから貴州省黔東南苗族トン族自治州从江県加 郷下堯村で嬉水節と云う祭りが、農業歴6月14日にあるとの連絡があり偶々同じ从江県に滞在中であったので急遽行った様な次第です。壮族の祭りを見るのは、初めて経験でしたのでとても得難い経験をする事が出来ました。
嬉水節に行われる行事の為に設けられた祭壇。豚の頭、鶏などが捧げられています。甕の中には、糯米で造られたお酒。籠の中には糯米が入っています。太鼓もあります。
儀式の始まりです。
甕が開けられ酒が注がれます。黔東南に住む苗族やトン族の酒は原料は糯米ですが、一般的には、蒸留した酒が多いのですが、ここ下堯村荘族のお酒は蒸留した酒ではありません。とても良い匂いがして美味しいです。
儀式に参加する人は意外に少ない。また、年配者が多い。
それぞれ意味があると思いますが、調べていない事もあり、全く分かりません。
これも糯米。占っている様ですが、具体的には何事を占っているかも分かりません。
この方も特別な役を担っている様ですが、調べていない事もあり、分かりません。
儀式に参加した村人。これが少数民族荘族の盛装。
太鼓を叩いて、ここでの儀式は終わりとなります。