最近私が割合良く訪れる中国語サイトに「澎湃」と云うサイトがありますが、その「澎湃」(注:9月25日付)に拠れば、中秋節(9月26日・27日)及び国慶節(10月1日から7日)の休暇中に、中国人が訪れる海外旅行先の一番人気の国は、なんと日本の東京との事です。第二は済州島、第三位はソウルと続き、第三位以下は、タイのバンコック、香港、マカオ、バリ島、マルタイ、フランスのパリ、ヒィジー島との事です。また、この期間中のシンガポール、ニューヨーク、台北、アメリカのロスアンゼルス、ニュージーランド等への中国からの観光客は、前年より約6割増との事。マレーシア政府は10月1日から中国人団体旅行客に付いてはノービザに踏み切るとの事で、何れマレーシアは、タイやインドネシアに次いで中国人観光客の人気の国になると予測する向きもあるようです。
国慶節期間に日本を訪れる中国人観光客は前年比約40%増との事です。尚、9月28日付の「澎湃」のサイトでは、済州島、ソウルが第二位と第三位なので、国慶節期間中の海外旅行の一番人気の国は、韓国で、第二位が日本と訂正しています。
同じく、「澎湃」に拠れば、中秋節・国慶節期間中の中国国内の旅行先の第一位は厦門、第二位は昆明、第三位は北京との事で、以下海南島の三亜、海口、桂林、西安、張家界、成都、九寨溝と続くとの事です。海南島の三亜は、最近、国内の人気の旅行先から順を落としているとの事ですが、近年国慶節の時期の人気の旅行先としては厦門が一番人気が高いとの事です。
雲南省の昆明市が国内旅行の人気の第二位に選ばれているのは、私としては少し理解に苦しむ面も無いわけでもありません。北京、西安、成都、張家界、桂林等がベストテンに入るのは当然と思うのですが、昆明が第二位に入るのはどんな理由なのかと思う点があります。昆明の近くには石林と云う古くから知られている観光地もありますが、市内には特に名高い観光地もあるとは思えませんで、私としてはやや意外な感じかします。 但し、昆明は、この時期気候はとても快適で、最高気温24,5度、最低気温17,8度で雨季も終わりに近付き、毎日良い天気が続きますので、思うに気候の良さも昆明が人気の理由の原因の一つなのかも知れません。
因みに、中国語サイト「澎湃」の28日付の主要ニュースの内で、読者が注目したニュースの第二位は、北海道札幌で中国人夫婦がコンビニでお金を払う前に、アイスを食べ、それを店員に注意されて、激高して店員に暴力を振るい逮捕されたと云う件です。また、この日最も読者の注目を集めたニュースの第一位は、習近平主席の夫人彭丽媛が国連の分科会で英語で講演、演説したと云うニュースです。
中国では、スーパー等でレジでお金を払う前に、勝手にペットボトル等の飲み物の口を開けて、口をつけると云う様な光景は割合に良く見かける光景で、この中国人夫婦も、ついお金を払う前に、アイスに口をつけると云う事をやってしまったのかもしれません。