建物を新築、リフォームの話はさせていただいたのですが、建物を移動する移築について解説します。
例えば、区画整理地に古民家が建ってたら何となく「えぇ!」という感動を覚えますし、先祖代々の建物に歴史的な価値があれば残しておきたい…とも思いますね。
文字通り、建物を移動することなんですが、移動距離に応じて大きく三種類あります。
1.解体して移築⇒そのままですが、建物を解体(壊すわけではない)してトラックに積み込み移動させるという方法、この方法では移動距離が長くてもOKです。
2.曳家(解体せず移動)⇒建物を浮かせて基礎から離して、丸太等をかましてコロコロと移動する方法、敷地内で短い距離の移築ならこれでOK。
3.つり上げて移動(解体せず移動)⇒上記2と同じように建物をクレーンでつり上げて移動、これも敷地内の移動等に適しています。
メリットとしては
同種の建物を新築するよりも安く済む可能性があること。
移築と同時に水回り等を最新のモノにリフォーム可能
建物取壊しよりもエコ
デメリットとしては
木造のみ移築が可能
耐震補強が必要となる可能性
建材の状況によっては柱等の交換が必要
建物の状況によっては移築が難しいなど
ちなみに1の解体して移築については、不動産取得税が課税される可能性もあります。
建物の状況、自分のライフプランなどを鑑みて移築というものも、一度おうち探しの視野に入れてみると楽しいかもしれませんね。
※個人的には写真のようなムーミンの部屋に住んでみたいです。
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