北海道の山登り・花・滝 大好きおぢさん日記

過去の記録を一つにまとめたブログで現役ではありません。

ペケレベツ岳 (115山目)

2022年01月13日 21時46分04秒 | 山登り 十勝

 

 

登山日:2014/8/31

山名:ペケレベツ岳
標高:1,532m
場所:日高山系(十勝)
コース:日勝峠コース
標高差:727m

ガイド標準時間:登り2時間50分 下り1時間40分 計4時間30分
ガイド評点:45点 初級

札幌発:5:00
登山口着:7:30
出発:8:00
山頂:10:20
所要時間:2:20 
駐車場着:12:30
登山時間:4:30


ペケレベツ岳に行って来ました。

日高山脈の北側から最初に1500mを超える山で十勝側から山容が望め登山口も十勝側にある山

日勝峠を十勝側に下りすぐのところにある除雪ステーションの隣に駐車場と登山ポストがあります。



到着は7時半なのですでに日は昇り登山時間としては早くもないけど
1台の車もなし・・・

でもまぁ3時間もしないで登れる山だから余裕を持って来るんかなと……


さて今回からおニューの靴と帽子で出発!

 

 

前回の緑岳は8月のお盆前だけど、今回は8月最終日

さすがに花は殆どなくアキノキリンソウがちらほらと
そんな中ちょっと頭上に視線を向ければ鮮やかな赤のクロツリバナが身となって出迎えてくれた。

 

ガイドブックや他の方のブログを見ても

書かれているのは笹!

最初はまだ胸くらいの背丈で芽室岳のほうが大変かと思ったが・・・
踏み分けはちゃんとしているが足元の道は見えない。

 

この山の登山道は残りいくらの表示が多くて助かります。

 

ずっと深い笹薮が続くわけではなく所々で深くなる。

山頂が見えた!



左側で右は前ピーク。

 

 

それにしても久々に天気が良い!

これは山頂からの展望が楽しみだが・・・

遠くの山はモヤがかかり見えづらいけど十勝平野は良く見える。

 

 

そして眼下には登山口に隣接している除雪ステーションがくっきりと

それにしても暑いなぁ

 

 

1343mのポコに到着!



ここまで来たら8割終了。

いや~暑い!

久々に水を飲むペースが速い

今日の水分はペット350mlが3本とノンアルコールビール350mlが1本。

普通なら充分だけどね

 

 

前ピークを目指しコルへ巻き気味に降りていく。

帰りは登り返しかぁ ちょい疲れるな

尾根沿いに上ったルートをかえりみる。

まだいい天気だ

 

 

ええーっというまに廻りはガスに囲まれる・・・

ここまで来て勘弁してほしいよなー

久々に山頂景色が見れるいい天気のはずなのに!

多少のアップダウンと笹刈り後のトラバースは滑るので慎重に

まずは山頂到着だがガスが



8:00出発~10:20山頂

 

 

なんとも残念でならないが若干見える方向もある。

北日高方面は中央やや右にチロロ岳の双峰峰の頭と右端は

登ったことがあるペンケヌーシ岳。



左端には芽室岳西峰が見えたのだがあっというまにガス中へ・・・泣

 

 

目の前には沙流岳。



この方向はまだ綺麗に見えたがやはり全体的にモヤがかかった感じで

それこそ遠くに見える夕張山地や東大雪、十勝連山は遠すぎて見えない

沙流岳は車で結構上まで行けるのでちょっと思案したが

今回はスルーして帰る。

 

 

ガスはやはり晴れないと判断
これにて下山に入る

最近はリベンジ山が多くなったなぁ



もううんざりの笹地獄・・・



そりゃ登りより楽だけど足元見えないのがつらい

時々根や枝があるし
なにより山側へ向いている折れ枝刺さったら大変。


ポールで捌きながら足元を確認。

 

 

高度をぐんぐん下げて清水町の市街地も見えてきた
やはり下はすっきりいい天気




左手から日勝峠を下る車のエンジン音
車道が見えたらまもなく登山口だ。

 

ちょっと間隔が空いた登山はちょっと疲れたね

そうそう今回からシューズと帽子が新しくなった。
履き心地はまずまず帽子は気に入った

この次の登山こそリキ入れて
晴天を望む!

背の高い黄色の花と青空
なんだろう?

 

登山口スタート8:00~山頂~登山口到着12:30

都合4時間半の所要時間だけど

山頂景色が良ければもっと写真撮っていたなぁ

まあ笹以外はまずまずの登りで

笹以外(しつこい)は楽な下山でした。


少し下ったところの展望台より。




8月31日 訪問

 

 

 

 


緑岳(112山目)小泉岳(113山目)白雲岳(114山目)

2022年01月12日 23時48分32秒 | 山登り 上川

 

 

登山日:2014/8/9

山名:緑岳・小泉岳・白雲岳
標高:2,019m・2,158m・2,229m
場所:表大雪
コース:大雪高原温泉コース
標高差:785m(緑岳まで)

ガイド標準時間:登り3時間 下り1時間50分 計4時間50分(緑岳単独)
ガイド評点:60点 中級

札幌発:3:00
登山口着:6:30
出発:7:00
山頂:9:40(緑岳)10:50(小泉岳)11:30(白雲岳)
所要時間:4:30 
駐車場着:15:40
登山時間:8:40

 

今回の山登りに緑岳を選んだのは

①ダイセツヒナオトギリ他初見の花を撮影するため
②前回は白雲避難小屋までだったので白雲岳山頂へのピストンを
③ナキウサギを見るため
④最近景色に恵まれずトムラウシや東大雪の山を見たいため

大体この辺がテーマだが①が時期的に心配ではあった・・・

登山口到着だがガス多し

 

 

準備体操をしてスタート
まずは一気に登る

30分とかからず展望台へ到着。

三笠新道の方角が見えるが空は日がささない
雨雲ではないが雲が厚いなぁ・・・

 

最初の急登を登り終えると台地の第一花園だ

まずは終わりごろのヨツバシオガマが出迎えてくれた。

 

 

続いてもう秋を感じさせるミヤマリンドウ。

エゾオヤマノリンドウは今回、目につかず

 

 

訪問時期が遅かったと感じたのは第一、第二お花畑にエゾコザクラはこのようにまだ盛りだが一緒に群落が目立つミヤマキンポウゲがすっかり終ってしまった。

チングルマもすっかり穂に

1週間遅かったかなぁ~

 

 

第二お花畑にはワタスゲが咲いておりツガザクラ系もなんとか



残念ながらワタスゲ越しに石狩岳やニペソツ山をガスのため見ることが
出来なかったな~帰途もダメでした。

それでもエゾコザクラはまだまだ群生している

 

 

アオノツガザクラ

 

お、チングルマの遅咲きか



このあとこの登山唯一の危険箇所?少しの登りだが以前はロープがあったような?
まぁでも問題なく通過。

面白いのはこの箇所だけにエゾヒメクワガタ、トカチフウロ、タカネトウウチソウなどが咲いていた。

 

エゾヒメクワガタ


トカチフウロ

 

エゾウサギギク

 

ハイオトギリ

 

マルバシモツケ

 

コバノイチヤクソウ

 

メアカンキンバイ

 

イワブクロ

 

チシマノキンバイソウ





緑岳山頂にはガスがない

ナキウサギには会えるのかなぁ

 

 

肩からジグザグに岩場を一気に登る。

急角度もあるがペンキどおりに進めば何も難しくはない。

ナキウサギは??

まったく姿はおろか鳴き声も聞けなかった・・・残念!
途中にイワツメクサやイワブクロを撮影し
まずまずのペースで山頂に。



やはりトムラウシほか山々は見えない。

 

山頂は風もなくおだやかにのんびりと

でも相変わらず遠くの山や景色はほとんど見えず
最近登山の成績が悪くてがっかりだ


さあそれでも歩こう

小泉岳を目指し稜線をたどる
時々ガスが晴れると向こうには青空が。

 

この吹きさらしの稜線も花の宝庫

イワギキョウとエゾツツジ

 

タカネイワツメクサ



チョウノスケソウはすでに終っていたが



この時期はこれ
クモイリンドウだね うん

 

目指す白雲岳も微妙な雰囲気
避難小屋も小さく見えるが寄るなら帰りだ。

思ったより小泉岳まで長い・・・

 

 

小泉岳付近にも珍しい花がまだ咲いている

レブンサイコは?芦別岳以来かな

 

おお 鮮やかな青が

今年もリシリリンドウが見れてうれしい



リンドウ、キキョウの季節になったんだな

もう花が終る・・・

 

 

そして白雲分岐を過ぎるとガレ場になる

まだチシマツガザクラが咲いていたね

景色に期待できないから花が頼りなんだよ

 

 

さーもう少しで白雲最後の岩登りだ

向こう側の景色は?シマシマはどうなっているかな?

 

岩場の前にこの辺はお花畑

エゾコザクラ、エゾヒメクワガタ、エゾウサギギク、アキノキリンソウ、
タカネトウウチソウ、ヨツバシオガマ、ミヤマリンドウ、イワギキョウ

 

 

 



この時期でこれだけあるもんな


そして山頂へ

ここまで4時間30分。



同行者、がんばったと思うぞ

 

 

白雲山頂から後旭岳方面への残雪の美しさ

過去訪問は7月が多くとても堪能できたが今は8月

さて・・・その前にガスが多くて
何とか待ったけどこれが限界だ!

 

後旭岳 この向こうに北海道の最高峰、旭岳がある

 

降りますか



北鎮、稜雲が見えるね

 

やはり残雪は少なく物足りない景色であった。

だが贅沢は言わない!
少しでもガスが晴れただけでヨシだ

さあ時間が惜しいから下山に入ろう


帰途は小泉岳ではなく白雲避難小屋経由だ

途中で咲き残りのコマクサが・・・

 

上から避難小屋を俯瞰する。

い~い感じだ!

さあまずはあそこまでの下り

 

小屋への下りにもたくさんの花が・・・
なんとかこの時期にこれて良かった!

お盆を過ぎたらこうはいかないだろうね

エゾノハクサンイチゲ、エゾコザクラ、キバナシャクナゲ、ジムカゲ
そしてエゾノツガザクラとまだつぼみのチングルマ。

 

 

 

 

緑岳も遠いなぁ

 

 

小屋が近くなると
このダイセツトリカブトや

ミヤマキンポウゲ、タカネトウウチソウなどぞくぞくと

 

水場の小滝廻りにはなんとエゾノリュウキンカまで!
平地では春先に真っ先に咲く花がここでまだ咲いている



改めて高度の違いを知らされる。

 

 

小屋の周りはクモイリンドウの真っ盛り!
うーん実にいいねぇ



テントは3貼りくらいだったかな
いいねーうらやましいよ
でも小屋の住人に聞いたら朝方の温度は5℃だったらしい

 

さあ避難小屋ともお別れだが
ここから緑岳に戻るには雪渓と沢づたいに行く

しかしこの雪渓は融けるのだろうかね

 

 

沢沿いに登って行くのだが
ここには上部の吹きさらし地帯と同じ花もあるが
違う花も多く咲いている。

時期的には終息していくがさすが大雪
まだまだ咲いていたね

イワウメ

 

クモマユキノシタ

 

リシリリンドウ

 

旭岳でもたくさん咲いていたチシマクモマグサは
この沢の主役級。



時期によって群生している。

 

 

もっともびっくりしたのは
ホソバウルップソウが残っていたこと。



たった一株で一部は枯れているがまだまだ瑞々しく
今回登山の花では一番のサプライズでとってもラッキーだった

 

緑岳へ最後の戻り返し
ここさえ登り切れば後は下りのみだ

 

 

緑岳山頂直下より第一、第二お花畑を。




高原沼も見えたがトムラウシやニペソツの盟主たちは
ついにその姿を見ることは出来なかった。



なんか最近調子が悪い
お祓いでもしてから登ろうか・・・

 

第一第二花園は派手さは無いが個体が多くて見事

 

これで緑岳の見納め

 

 

そして下山も終盤

最下部の噴煙地域には枯れた姿が一輪。

でも一部ロープで仕切った場所にはまだなんとか・・・
今回の初見、タイセツヒナオトギリで締めよう。



この花は日本でもこの「場所」しか咲いていないはず
なんとか間に合った。

 

この山は花と廻りの山を見ること

今回は叶わなかったなぁ~

残念だが花見と山歩きは充実し満足!


8月9日 訪問

 

 


富良野西岳(111山目)

2022年01月10日 23時24分31秒 | 山登り 上川

 

登山日:2014/8/2

山名:富良野西岳
標高:1,330m
場所:夕張山地
コース:コース(参考記録なし)
標高差:m

ガイド標準時間:登り 下り 計(参考記録なし)
ガイド評点:点

札幌発:5:10
登山口着:7:10
出発:7:50(ロープウェー駅)
山頂:9:40
所要時間:1:50 
駐車場着:12:00
登山時間:4:10


富良野西岳は夕張山地の中で、登山道があり夏山ガイドに載っている三山の中の一つである(2014年当時 他は夕張岳と芦別岳)

野趣あふれる沢コースと富良野スキー場を登るコース
そしてロープウェーで登ってから山頂を目指す楽なコースがあり
初めてなので今まで通り、一番楽なコースで行った。


新富良野プリンスホテルからのロープウェーに乗ると
下から山頂まで1時間45分で行ける!

まずはロープウェー乗り場に到着・・・ガスがひどいや・・・

 

山麓駅から7時40分発に乗る。

乗車は他に1組2人だけで登山者ではない
寂しいなー


さて山頂が一切見えないまま上の駅に到着。

ちょっと青空が見えてきたぞテンション上がる! 

 

 

最初は樹林帯を歩くが薄暗くいかにもランとかが好きそうな雰囲気に登山道脇に目をこらす。

おっと あったあった。



家でサイトなどで見ると
オオバノトンボソウのように見えるが・・・

 

 

続いては アリドオシランだ。



これは結構見てきたけど、いつ見てもこの小さな花は愛嬌があるね

 

 

これはホソバノキソチドリかなぁ



どうもこの辺は区別てか勉強が足らないから、よくわからない

 

 

エゾスズランも咲いていたね



ちょっとこの株は終わりごろだけどランたちはまだまだこれから

 

 

ラストはコイチヨウラン。



これは登山道脇にたくさん咲いていたねー
でも小さすぎてピントが合わない!

呼吸を整えて撮影しないのがダメなんよね
つい急いでしまいがち・・・

 

分岐を左に分ける

 

8月になったとはいえ、ラン以外の花もたくさん咲いていて良かった
おかげで撮影タイムが多くなる

ヨツバヒヨドリ

 

ツルアリドオシ

 

オオカラマツソウ

 

クルマユリ

 

エゾトリカブト 触るのもダメ

 

終わりがけのチシマノキンバイソウ

 

ミヤマホツツジ

 

ヤマブキショウマ

 

エゾマルバシモツケ

 

ハイオトギリ

 

前コブが見えてきた
ここまで1時間30分

時間がかかりすぎなんですけどね


実は甘く見すぎて・・・
まず朝露がこれまでに経験したことがないほどで
なんら防水をしていないズボンから靴の中までビショビショで

途中のリフト駅でソックスを絞ったら水がしたたり・・・
ズボンは乾いたけど靴は最後までぐっしょりだわ

 

 

ガスは晴れたり曇ったりで状態は良くないな
やっと岩塊上の山頂が見えてきたけどかすんでしか見えないや・・・

 

やっとのことで山頂
体力的な疲れじゃなくて濡れ疲れ

まずまずのアップダウンもあるしラン以外の花もあり
もう少し早ければ種類は多いかもね

結局、上の駅から山頂まで1時間50分でした。



山頂はひとりぼっち
景色はガスで見えない残念!


来た道を振り返る

 

山頂に黄色い花
貴重種のフタマタタンポポのようだが?

 

うーん 下山を始めると下界は晴れている・・・
まぁこんなもんさ

 

 

これは同じ夕張山地の布部岳 登山道はなし



ここから見る十勝連山の山頂は終始、雲の中であった。
富良野西岳同じだよな


と慰める。


帰途に撮影した花

ウメバチソウ

 

チシマフウロ

 

ナガバキタアザミとテントウムシ

 

青空と白い雲、そして白樺の木

やっと好きな被写体に出会えた気分だ。

 

 

おっと 登りでは咲いていなかった?
モイワシャジンかな
ここに2株くらいだけ咲いていた。



いやいやこういう花が見れただけでもヨシとしなきゃ!

 

 

リフト終点を過ぎてやっとロープウェー駅が見えてきた。

ここに1株目立つマメ科の花



下には新富良野プリンスホテル
この頃になると下りも乗っちゃおうかなと軽く考えてしまう・・・

 

分岐点少し手前で見慣れぬ花が・・・

おおツルニンジンじゃないか
これは嬉しい初見の花。



帰途も目立つのはラン系の花だったが初見の花はやっぱ倍うれしいね

 

 

結局・・・やはり・・・ロープウェーで下ってしまった(苦笑)
楽で良かった!



でもねぇ次回は好天気でのリベンジがあるから
絶対に沢コースで登ろう
なんといっても気持ちいいもんね。


8月2日 訪問

 


旭岳(109山目) 間宮岳(110山目)

2022年01月08日 17時25分31秒 | 山登り 上川

 

登山日:2014/7/26

山名:旭岳・間宮岳
標高:2,290m
場所:表大雪
コース:旭岳温泉コース
標高差:690m(姿見駅から)

ガイド標準時間:登り2時間 下り(参考記録なし)
ガイド評点:55点(中級)

札幌発:3:00
登山口着:5:40
出発:6:15
山頂:8:20
所要時間:1:55 
駐車場着:13:10
登山時間:7:00

 

やっと北海道の最高峰、旭岳に登る気になった
別に残しても意味がないし花があるうちに行ってしまおうと思ったけど・・・

前日の金曜日には札幌にもPM2.5が来襲し午後3時にはもやもや状態。
まー大雪は大丈夫だろうと・・・

ロープウェーで姿見の池駅まで 不安が的中




全然大丈夫じゃない!

でもこのモヤがPM2.5の影響なのかもよくわからずに出発~



せっかくの姿見の池がぁ

 

 

ここは頂上めがけ一直線に登るだけだからね

ロープウェー駅にあった花々はすでに無く一部の根強い花だけとなった。

ヒメイワタデ



ちょっと登って振り返れば駅に池に石室に
もやがなけりゃ下界が見えてるんだろなぁ

 

この辺まで登ると岩礫の中を好きなルートで登って行く。

ある場所は直登である箇所はジグを切りながら登る

左の地獄谷を覗くと噴煙が勢い良く噴出している

 

 

ふうふう言いながら小ピークをいくつか越えて

結構登ってきたら前方に特異な金庫岩が見えてきた。

あそこまで登れば山頂は目の前だ


がんばろーっと。

 

 

高度が上がってくると咲く花にニューフェースが

チシマクモマグサがこれもたくさん咲いていた。

以前に赤岳や白雲非難小屋で群生を見たが
この花が礫地に咲いているとは思わなかったね。

 

 

この花も大雪山系で良く見る

エゾイワツメクサはこれからがピークかな

 

 

金庫岩を過ぎて最後のひと登り

下に見えるニセ金庫岩を本物と見間違い
手前の沢形を下って遭難した事例が多々あるそうだ



今はロープを張っているがガスが強くなると
岩場は道筋がはっきりしないだけに注意だ。

 

山頂すぐ手前より地獄谷を覗き込む。

噴煙は見えるんだけどなー その下は全然見えない 泣

 

 

そしてほぼ予定時間通りに山頂到着。

北海道の最高峰だが景色が見えないだけに喜びも半減・・・
でもお鉢平周りの山々は良く見えるぞ
登山者は多いが予想よりは少ない

やはりPM2.5のせい??

 

ではPM2.5?で霞む周りの山々を

右から北鎮岳~鋸岳~比布岳~安足間岳

 

 

 

山頂には花もある

メアカンキンバイ

 

イワブクロ

 

コマクサ

 

予想通り山頂は風が強くさえぎる場所はない
また常にモヤのかかっている状態で、次に進む

裏側へ下っていく


この砂礫は滑るので少し注意した。


途中にイワヒゲの群落

 

正面に熊ケ岳 ここは登ることはできない


後旭岳と奥に白雲岳

 

滑る火山灰地の斜面を慎重に下り
後旭岳キャンプ地目指しては雪渓がまだまだ!

尻すべりを楽しむ登山者もあり
楽しそうだなぁ

 

降りきった底には沢がありチングルマがここは盛りだった。

もっと低い場所ではすでに穂になっていたけど
まぁ元気なチングルマはいいね!

 

今日の大雪での初見のエゾコザクラと
裏側から見上げる最高峰

 

 

ウスユキトウヒレン

 

ここから熊ヶ岳へ向けて軽い登りだ

いよいよお鉢平への対面

その前に鮮やかなヨツバシオガマはこの株しか見なかったが何故か一輪だけ今が盛り

 

これもラストの一株かぁ?

タカネスミレは群生するスミレ。

もはや周りの株はすべて花はない
一輪でも撮影できてラッキーだったよ

 

この花は今年初見だった

でもこの花も一輪しか見なかったなぁ

エゾウサギギク。

 

お鉢平を右に見ながら間宮岳を目指す。

この花は多く咲いていたな

クモマユキノシタ。

 

イワギキョウにエゾイワツメクサ

 

熊ケ岳の特徴ある雪渓

 


相変わらずモヤはとれず消化不良だ!

平坦な場所にある間宮岳。



ここから中岳分岐~裾合平へ降りながら進み帰途に着くコースへ

折り返し地点のようなものだな。

 

間宮岳から中岳分岐へ降りる途中にお鉢平を見る。

霞みながらも左から北鎮~稜雲~桂月~黒~そして烏帽子の頭が見えた。

それにしても底は異様な雰囲気だ。


ここは立入禁止地帯
有毒ガスがあるとのことだ。


正面に比布~安足間岳、写真は切れているが右に中岳~北鎮岳方面へゆるく下る

 

裾合平へ向かう。

 

ここにもクモマユキノシタとチシマクモマグサ

 

ミヤマリンドウ

 

 

時間的に北鎮岳の往復は厳しく
中岳分岐から裾合平へ向けて下っていく。

途中で沢が一気に落ち込む箇所がある
これは滝じゃないのかなぁ?

 

右側から降りていく
途中にイソツツジ

 




降りてきて目の前の温泉、中岳温泉に足湯に浸かりたく石に腰掛て足を浸す

ちょうど良い熱さの温泉に疲れた足が癒され最高の気分だ。

 

 

予想外の足湯に時間がかかりすぎ
結果的にはここでのロスタイムは大きかった・・・


周りには時期はずれのエゾノリュウキンカ
平地では春先の花だがここでは今頃に咲いている。



改めて高地であることを再認識した。

岩場にジムカデもあり

 

ウコンウツギを見ながら裾合平に入る。

有名なチングルマの大群生はすでに8割終っており
かわりとゆうかエゾコザクラはまだ大丈夫であった。

それにしてもちょっと残念だな

 

 

整備された木道の脇に大きな花。

バイケイソウが咲いていたので思わず撮影。

 

このころから雨が本降りになって来た・・・
ちょっと温泉でのんびりしすぎたかな

右手に愛山渓から登る山、当麻岳から安足間岳の稜線が
当麻岳の下部に当麻乗越しがありそこから沼の平を経由し別ルートでも下山できる。


もちろん今回は旭岳ロープウェー駅が最終地点だ。

 

地図で見ると楽そうなトラバースの裾合平だがロープウェー駅に
近づくほどアップダウンや軽い登りが出てくる。

今回は少しだけ遅かったか、花の季節には素晴らしい絶景になる場所だろう

それにしても強いというほどまでは行かないが雨が降り続く
ついに折り畳み傘を使用した。



やっと夫婦池まで来た!

あと少しのところで雨脚も強くなる。

観光客も傘をさして見に来ているがかわいそうだなぁ
またいい時に山に来てよ

 

 

もはや撮影もままならず、とにかく早足で駅に向かう



やっと着いて一安心。
下山もロープウェーを使うので登山はこれにて終了。


PM2.5に雨に散々な登山のようだが

お鉢の山々は見れたし花もあった

そして最高峰の旭岳には次回こそ最高の景色を見るために

毎回同じだけどリベンジの誓いを立てたのであった。。



7月26日 訪問

 

 


ニペソツ山(108山目)

2022年01月04日 20時55分26秒 | 山登り 十勝

 

登山日:2014/7/3

山名:ニペソツ山
標高:2,013m
場所:東大雪
コース:一六ノ沢(杉沢)コース
標高差:987m

ガイド標準時間:登り5時間30分 下り4時間20分 計9時間50分
ガイド評点:65点(中級)

札幌発:0:00
登山口着:4:20
出発:4:50
山頂:11:30
所要時間:6:40 
駐車場着:17:00
登山時間:12:10


ニペソツ山は2011年初登頂、2012年最高の天気で2年連続登頂、2013年標高年だが途中撤退
そして4年目の2014年 満を持してのリベンジ。

前回の撤退を反省に9月から日照時間の長い7月に、
登山口到着からすぐに登れるように時間を調整した。

 

前年涙をのんだ同行者を誘い札幌を0時に出発。


登山口駐車場の位置はまずまずで6~7台目だったであろうか

さ~て準備運動をゆっくりとして4時50分に出発!

 

いつもどおり沢を渡りいきなりの急登に入る。

この日は雲のため直射日光が当たらず
またゆっくりペースで進んだためか汗が少ない。



いいコンディションだ

途中の看板が新品になっていた・・・

 

小天狗の肩から再度の急登に入る。

いつもはこの辺は快晴で右手に西クマネシリ、ピリベツのおっぱい山
そして左手にはウペペサンケ山が見える。

残念ながらおっぱい山は雲に覆われはっきりとは見えず
ウペペサンケは何とかこのような状況で見ることは出来た。

 



しかしニペソツ本峰が見えるか心配になって来た・・・

 

 

小天狗の岩場はいつもどおり上を乗り越えて行く
この中段をへつっていく人が多いが、私は断然上だ。




ここから緩い下りになるのだが
ここから望む前天狗が素晴らしくカッコイイ!

 

天狗のコルで一休み。



ここからの前天狗への登りも一苦労なのだ
だが疲れを忘れさせる花々がここからスタートする。

まずはエゾノツガザクラ。

 

続いて現れたのがエゾコザクラの群生だ
年に一度はこの花を見たかったので
ニペソツで見れたからうれしさもひとしおだね。

 

水滴が付いてさらに美しくなるミツバオウレン。

 

エゾノツガザクラ

 

そしてこの花がないとね!

チングルマは群生じゃないと。

 

これからつらい登りの前に清涼感
花好きにはこの辺は楽しいでしょうねぇ

キバナシャクナゲも見ごろか。

 

前天狗の基部にてチシマヒョウタンボクも見る。
次から次へと撮影するのも忙しいうれしい悲鳴だ。

 

前天狗の登りも小天狗の高さを超え始めるころ岩場にたどり着く

ここにはナキウサギがいるのだが・・・

岩場ならイワブクロとイワヒゲだね。

 

 

イソツツジ

 

クモマユキノシタ

 

イワウメ

 

ホソバイワベンケイ

 

さてここまで来ると
石狩連峰の奥にトムラウシ~表大雪の連山が見えるのだが・・・

残念!山頂付近は厚い雲に覆われていた・・・

 



これではニペソツも無理か・・・

 

天狗平に登ってきて・・・


あの切れ間から……





おっとー!あきらめていた本峰が一瞬顔を出した!

さー撮影だ

 

 

 

もう少しズームで



本当に見れて良かった良かった!

これで先へ進むモチベーションになったね

 

 

振り返ると石狩連峰も見えて来たぞ

音更山と石狩岳は撮影できたが
ユニ石狩岳はこの日は見ることは出来なかったなぁ

 

 

さあ行こう
まずはコルまで一気にガレ場を降りていく

 

コルにはお花畑が
エゾツガザクラとエゾコザクラのピンクの競演。

アオノツガザクラとチングルマも咲いている
珍しいところでウズラバハクサンチドリまで撮影出来た。

 

ミネズオウ

 

 

花は本当に青空に合うな~

 

振り返る あれを登り返して下山するんだ

 

 

さあ~天狗岳を巻いて
いよいよ最低コルまでの嫌な下りへ



何が嫌かって・・・


これをまた登らないと帰れないのが嫌なんだよ

 

 

長い下り・・・
こんなに降りなくてもなぁ

数株だがコマクサも咲いていた
これは帰りに撮影しよっと


ん?このしおれかかっている花は・・・



ツクモグサじゃないの!


ただ一輪だけ
それも枯れる寸前だ
だがこの場所に数株(葉)があるのを確認できただけで次回の楽しみが出来た

 

 

やっと最低コルまで降りた
あとは1k登るだけ!

2年ぶりの山頂へ



それにしても看板のキズは何だ?

クマ??

 

 

最後の急勾配を黙々と登っていく。



一旦上りきればそこは切れ落ちた危険箇所
だがそこは人が立ち寄れないお花畑だ

チシマノキンバイソウ、カラマツソウ、ほか
ミヤマアズマギクが崖にへばりついて咲いている。
登山道にはクモマユキノシタがいくつも咲いていた。


ミヤマキンバイ

 

エゾノハクサンイチゲ

 

そこからトラバースに入るとガレ場に出た。

ここはナキウサギがいる場所でもある
耳をそばたて目を凝らしたが今回はついにナキウサギは見れなかった。


その代わりというか
枯れオニクがまだすっくと立っていたのでビックリだ



ツクモグサにオニク

ニペソツは珍しい花が多いね

 

 

トラバースから裏側に廻ると山頂が見えて来た。



もうここまで来たら焦ることはない
残念だがトムラウシは見えず、山頂付近もガスが多くきっと視界はほとんどないであろう

 

 

山頂までの最後の撮影花はエゾイワツメクサ。



わずかなので時期的には早かったのだろう

そして目の前が山頂だ。

 

 

そして2年ぶりの山頂へは6時間半で到達。

一人の時は4時間半だが昨年あきらめた同行者と、あわてずペースでリベンジできたのが何より嬉しい。

名峰ほど急ぐのはもったいないよなぁ




初めて会う新しい標識だ

古い標識も良かったけど

個性的な標識が似合う山じゃないかね!

 

 

さあこの山頂直下のわずかなこの場所しか咲かない花が多い
ロープが張られているのは転落防止で落ちたらただでは済まないだろう。
あくまでも自己責任の範疇で・・・


チシマキンレイカ(タカネオミナエシ)

 

途中の崖に咲いていた以外は見れなかった

ミヤマアズマギクもそこに咲いていた。

 

そして本日の花のメインになろうか

エゾルリソウ。



寂しくなった富良野岳と違い4~5株はあったろうか
でもこの山頂直下しか見ていない・・・

 

そしてこれもあまり見ない

シコタンソウの咲き始め。




他にもミヤマオダマキもこの山ではここしか見ていない。



さらに特徴のある葉を持つ花。
おそらくトカチオウギかと思う

 

ホソバイワベンケイはもはや果実か?

 

キバナシャクナゲとミヤマキンバイ



小さなスペースのここにはニペソツ山の花の宝庫がある。

 

 

いつまで待っても山頂のガスは晴れず
ついぞ景観は一切見ることが出来なかった

ならばと楽しみはやはり花めぐりとなる。


さあ帰途に入る
まずは本峰の大きな降りだ。

切れ落ちた崖にはエゾノハクサンイチゲの群落が

 

その切れ落ちた崖だが上部にかすかに黄色が・・・



オオバキスミレが咲いていた。
ここでキスミレを見ることが出来たとは

だがここも崖の斜面だ十二分に注意をしないとね

 

 

少し下界のガスが晴れてきてこれから帰るべくルートが見えた。



まずは本峰のコルまで降りたらあの天狗岳への上り返し
さらに天狗平からコルへ降り前天狗への上り返しと
最後は小天狗への上り返し。

まったく嫌になるが、じゃなきゃ帰れないからねぇ

 

 

花のラストはニペソツ山4度目の登りで初めて見た

コマクサとメアカンキンバイ

 



大雪山ではよく見るがここへはいつも秋ぐらいなので見たことはなかった
群生ではなくほんの数株が登山路で見れるだけである。

 

 

上り返しは行きに無理をしなかったので今までで一番楽に感じた。

そのかわりに小天狗の岩場を越えてからの下りがやけに長く感じラストで疲れ果てた。

登り始めの急登を一気に下りる やがて沢の水音が聞こえた
登山口の沢出会いにたどり着いたときの安堵感は誰しも持っているものでしょう。




さあこの渡渉で終了。

 

 

4年連続のニペソツ登山もまったく飽きはしない

その時々で見れるもの景観や花などが違うからだ。

本峰が綺麗に見れるのか、他の山々は見れるのか、季節の花は見れるのか

総キロ数はそうでもないがたくさんのアップダウンにより身体も心も疲れ果てる

それでも登りたい山がニペソツ山

昨年の標高年に比べ以前の状態に戻ったこれからこそ
静かに名峰を楽しみたい。

 

帯広で泊まって翌日に札幌に帰ろうと思い
豚丼を食べて、お土産を買って相談すると

やはり帰ろうと下道をゆっくり走る
家に着いたのは翌日の1時すぎ 前日の0時に出発してだ。
こんなことはもうないだろうなぁ


7月5日 訪問

 


神威尻山 (107山目)

2022年01月02日 17時49分29秒 | 山登り 石狩

 

 

登山日:2014/6/29

山名:神威尻山
標高:946m
場所:樺戸山地
コース:Bコース
標高差:650m

ガイド標準時間:登り2時間 下り1時間20分 合計3時間20分
ガイド評点:40点 初級

札幌発:4:40
登山口着:6:16
出発:6:30
山頂:8:05
所要時間:1:35
駐車場着:9:55
登山時間:3:25

 

先週に引き続き今回も樺戸山地の山へ行ってきた。

やはり天気が今ひとつと大雪、十勝が少し早い時期なので
南も考えたがとりあえずもう一つ登ってみようと・・・


まずは着いてビックリ

車道が通行止め・・・

 

しかしそこが駐車スペースですでに一台の車がある。

目の前の橋を渡っていけばショートカットのようだが
ちょっと回り道をして登山口に着くとのこと。



天気は雲多くだが雨の予報はなし

出発だ。

 

 

この山は道民の森として子供なども登り安いように木が取り付けられている
登りはまだしも下りの降りづらいことと言ったら・・・



総合的にはあったほうがいいのだろうが
自然そのままの姿のほうが良いと思うんだけどなぁ~

 

 

まず最初の出迎えは
鮮やかなピンクのタニウツギ。



この後はタニウツギばかりで他の花がない!?


このまま登山が終わってしまえば
花の時期としてなんとも味気ない登山になってしまう・・・

やっとマルバシモツケが

 

 

コースは一番最短のBコースを選んだが登り一辺倒が続き
なかなか登り応えはあったかも知れない。

稜線に出ると風が強く汗が一気に引ける
寒くなったがそれでも気持ちがいいなと

やがて小さなポコを超えながらCコースとの分岐点に着く。

 

 

 

ここから目指す山頂はもう手の届くところ。

その姿はなかなか格好がいいぞ



やはり標高が低いなりの到着だね

 

 

この稜線が花の宝庫であった。

山頂までの最後の登りまで特に切れ落ちた崖沿いに
多くの花が咲いていた。

まずはエゾシオガマ。

 

 

登山道沿いにはヨツバシオガマが並ぶ。



この色の花があると艶やかだねぇ

 

これはマタタビかな


猫を飼っていたら良かった

 

 

そして崖側に多く咲いていたうれしい初見のイワオウギ。



数少ない登山道沿いに咲いていた株だ
この崖側には今まで無かった花がたくさん咲いている

 


これはなんだろう??


エゾカンゾウ

 

 

そして上りきり無事に山頂へ

この時は一人きりで降りるまで一人だった



それにしても風が強い
汗が一気に冷めて急に寒くなる。

 

 

先週登ったピンネシリは今日も見えず。



樺戸2山からの景色は残念ながらいまふたつくらいで終える。

 

 

登ってきた稜線と奥に当別ダム

 

 

 



その奥の山は雲で全部隠れていた
晴れていたら増毛連山が見えていただろうなぁ 

 

 

下山中、もう一度崖側を撮影する。

ここにはミヤマズマギクがたくさん!

 

この辺はイワオウギやヨツバシオガマ

他にもエゾカンゾウやカラマツソウ、ゴゼンタチバナ、チシマフウロ

マシケレイジンソウ、などなど


ゴゼンタチバナ

 

チシマフウロ

 

これはなんだろう2

 

マシケレイジンソウ

 

ヨツバシオガマ

 

 

 

分岐で早めの昼食とし最後の下りに入る。



この頃になると登山者が続々と登ってきた
改めて自分は早すぎる出発だったかなと・・・

 

 

 

降りてみればマイカーは2番目だったがこれだけの車が

札幌から近くて整備されながらも野趣もある花の多い山だった。



やっぱり天気だよなーと青空を睨むが後の祭り
いつかはいい天気のときにリベンジだな


神居尻山 Bコース往復


山頂まで1時間半~合計所要時間は休憩入れて3時間半だった。


6月29日 訪問