シブヤンオオヒラタ

最近私が一番力を入れているオオヒラタと言えば

そう！フィリピンのロンブロン州のシブヤン島の個体である。

現在、うちで扱っている個体はすべてイピル山からである。

シブヤン島には2000m級のグイティン-グイティン山があって

ここでは1000mmラインでギラファノコギリを採っているが

オオヒラタは生息しているはずだがまだわからないというか

私の知見不足・・・

先月は、日本に10ペアだけ入荷させたが

なんせ数が集まらない・・・

このシブヤン島に行くには、

フィリピン・ルソン島バタンガスからロンブロン方面へ船の長旅をしなければならなく

現地についても10日ほどの滞在をし

毎日山から下りてくる山の採集人が下りてくるのを待っている状況で

私が取引している現地の標本商エージェントは

この10日間で船賃・滞在費と食事代と給料と山の採集人への支払いを払うと

大赤字になったと嘆いている。

私もそりゃ10ペア程度じゃ赤字になるわなと思う。

と言っても支払うのは私なんだけどね・・・泣

それでも安くなりましたよね。

もういつ最初に入れたか忘れちゃったけど

最初は私の恩師フィリピンの大御所　K氏に集めてもらってたんだけど

最初に払った金額がすごかったんで

日本で卸した1ペアの最高金額が25万だったな・・・・・

まあBIGサイズだったんで妥当だけどね。

あれから少しずつ集まるようになってきて

現地との値段交渉の努力の末

これは大御所　K氏の交渉努力なんだけど

近年1万円ぐらいがスタートで販売できるようになってきたんですよね。

まあ、笑い話になるが

最初は大御所　K氏から1ペアいくらで買ったよ！

と当時の標本商に話したら

私はそんなに高いお金もらってないよ

ずるいな・・・だって　笑



まあ、少し業者話になってしまうけど

当時は2番手ポジションの私だったんだけど

所詮2番手で買うってことは高くなるのは当たり前で

無論3番手4番手になる連中はさらに高くなる。

業界とはこういうもの！

そんなことでいちいち腹を立ててはいけない。

だから一番手は強いのだ！

私も自分が一番の大元になれるよう努力しただけ・・・

まあ、その為に3番手4番手の連中を傷つけたり苦しめたのかなと

最近良く思う。

まだまだ精進がたらんな！私は！



まあ、日本でshopオーナーになるか

輸入などの大元を目指すかは

その人次第でしょ

虫屋をしている以上

自分で虫を入れてみたいよね。


話はそれてしまったが

こんな10ペアぐらいしか集まらないオオヒラタを

続けて集めるか迷っている。

おまけに

1ドル120円越えたとなりゃ

なおさらである。

なんか

ため息しかでない為替状況に

気が沈んでしまうんだな・・・・・・・

私のような非力にも

私が入れてくるクワガタ・カブトムシを

期待してくれる人がいる。

実にありがたいことだ！

どうするか

検討中であるが

そういうことも踏まえて判断したい！



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