オーディオシステムはSPやアンプ類、ソース類のプレーヤーで出来ています。これらに使う機器は「出来るだけ安く調達」するのが理想ですが、SPユニットについては、「必要な物」が有れば出費は惜しみません。SPユニットの性能は1番気にする処です。再生音は「SPユニットの性能」で決まると思っているからです。
SPユニットに限らず「出物」が有ればチェックをします。現在はネットで調べれば殆どの機器の寸評が手に入ります。その寸評をした方がどのぐらいのスキルや聴く耳を持っているかは全く判りませんから、全面信用と云うわけには行きませんが、その寸評でメリット(良い点)とデメリット(悪い点)や文章から質感を想像します。その中で特にメリットに注目します。デメリットの部分はあまり気にしません。
その理由は、機器やSPユニットの「潜在能力」を引き出して使うことが大事だと思っているからです。「機器やSPユニット」の使いこなしでカバーできる(挽回できる)部分が多いのも事実。大概の機器は「電源ケーブルとヒューズ」のグレードを上げれば評価が逆転できる場合が殆どだと思います。(経験から) 今回のCelloのDACに付いても「ツルリとした質感」と云うデメリットの記事が有りました。実際に自分の耳でも「ツルリとした質感」を確認しましたが、「電源ケーブルとヒューズ」の交換でいとも簡単にひっくり返りました。
現在CelloのDACを使って出ているサウンドは、TAD-D600にも匹敵するサウンドが出ていると思っています。20年前以上の商品である「A730+Cello DAC」から、こんなにも多くの音数が出ているなんて信じられないと思いますが、それだけこの機器たちの潜在能力が高いと云うことだと思います。
同じ型番でも製造の期間が長いモノは前期・中期・後期のシリアル番号で音質や癖が変わります。
良い物を探して行くと古いユニットになって行きます。最新の技術を使えばもっと良いモノが出来るはずだと思うのですが、現実はそうではない様で、この辺に古いオーディオマニアがWEを求められるゆえんが有るのかもしれません。