鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成 監督/曽利文彦

【主演】
　山田 涼介
　本田 翼
　舘 ひろし
　内野 聖陽

【ストーリー】
暴食のホムンクルス、グラトニーに飲み込まれてしまったエドたちは、エドが思いついたある方法により脱出に成功する。そんな彼らの前に、エドとアルの父ホーエンハイムと全く同じ外見の謎の男が出現。「お父様」と呼ばれるその男は、兄弟がこれまで戦ってきたホムンクルスたちの生みの親だった。

【西京極の評価】
公開からまだ２週目なのにもう上映回数が少ない…キャストも豪華で予算もかかってそうなのに…。で慌てて３部作の完結編である本作を観に劇場へ足を運んだ。予め前２作を観て解かっていた事ではあるが、やはり新春かくし芸大会みたいな映画だった。原作コミックのエピソードをすべて入れ込もうとするあまり、何度も何度も真理の扉の前を往ったり来たりするもんで退屈極まりない内容になってしまった。俳優陣もやたら大袈裟な舞台演技で、唯一良かったのはホーエンハイムと「お父様」の二役を演じ分けた内野聖陽。そこだけは褒めておきます。とにかくこれで実写版ハガレンは観終わったので自分の中で区切りがつけられました。

【総合評価】　☆☆★★★（満点は☆５つ）
　ストーリー　☆★★★★
　演出/演技　☆★★★★
　映像　　　　☆☆☆★★
　音楽/音響　☆☆★★★