SPECTACLE DIARY

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視力には表れない見方

2012年09月24日 11時18分18秒 | ロービジョン

何らかの形で目が見えなくなる(見にくく)方がいます。

不慮の事故や眼病、先天性による視力低下など。

人間は生活に必要な情報の8~9割を目に頼って生きています。

「目が見えない=恐怖」

こんな考え方が一般的ではないでしょうか?

しかし盲目のピアニストなど、感性に優れた方が多いのも事実。

音楽家のスティービーワンダーやレイ・チャールズ、日本人では辻井伸行さん等。

彼らは目が見えないにもかかわらず、素晴らしい音楽を世界に発信し続けています。

殆どの人は目の前に広がる「画像」を頼りに生活しています。

盲目の人は自分自身の感覚を頼りに生活しています。

感覚とは喜怒哀楽の感情や指先の感覚等、体感を研ぎ澄ます事に繋がります。

盲目のピアニストの音色には感情がこもっているとも言われます。

楽譜と言う説明書を頼りにせず、自己の感情を鍵盤に表現するからではないでしょうか。

目の前に広がる画像が全てではありません、心や体で感じ取る見方も私はあると思います。

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ジョン・エヴァレット・ミレイ 「盲目の少女」