SPECTACLE DIARY

かわいいお客様や今日あった症例などを紹介しています

非調節性内斜視

2018年05月08日 19時43分06秒 | 日記
非調節性内斜視がある8歳のお子様が来店されました

このお客様の斜視は
調節によるものではないのです。

普段遠方を見ているときは眼位は正常ですが
近くを見たときに過剰な輻輳によって内斜視になります。

屈折状態は緩い遠視で高AC/Aです。

こういった場合の眼鏡は
遠視は完全矯正値で合わせ
近くを見たときに力が入るので
2重焦点レンズや累進屈折力レンズで調製します。

今回は8歳の女の子ということもあり
美容的に優れている境目のない
累進屈折力レンズを選択しました。

累進帯長は一番短い8mmタイプを使用しました。
一般には11mm程度ですが
子どもの場合は眼鏡も小さく狭いので
できるだけ短いものを使用したほうが
近用部分をうまく使えます。

あとは
お渡し時にしっかりと使い方や目線のもっていきかたなど
の説明をさせていただき定期的なメンテナンスをしていきたいと思います。