強度プリズム、未熟児網膜症・・・今月に入りレンチキュラーレンズも既に10組(20枚)。
沢山のお客様にご来店頂き、心から感謝致します。
今回のテーマは矯正の基本、乱視についてです。
「乱視は緩く矯正するのが良い」
眼鏡店、お客様からこんな声をよく聞きます。
乱視とは屈折異常の1つで、見え方に大きな影響をもたらします。
原因は主に角膜、水晶体、角膜疾患等です。
眼鏡で矯正出来るのは正乱視のみで不正乱視(円錐角膜等)の矯正は出来ません。
屈折性乱視には眼鏡、コンタクトレンズ矯正。
軸性乱視と不正乱視にはコンタクトレンズ矯正が向いています。
乱視矯正±1.00D=±1.25%物体の拡大、縮小効果(頂間距離12mm、眼鏡矯正時)
つまり乱視矯正を強める程、比例して物体や空間視に拡大、縮小効果が発生します。
これにより【乱視矯正による違和感】が起こるのです。
眼鏡店のマニュアルには【乱視矯正は低矯正にする】と言う文面をよく見かけます。
確かに乱視矯正度数を低矯正にすれば違和感は無くなるでしょう。
しかし同時に視力低下、物体の鮮明度の低下も招きます。
乱視矯正を行う事により空間視、両眼視にどれだけ影響を及ぼすのか。
乱視度数と球面度数(近視、遠視)の関係性も大切です。
「乱視、球面度数、両眼視に対する影響力」この3要素を総合的に判断する必要があります。
理論を理解し、矯正しなければ快適にお使い頂ける度数にはたどり着けません。
度数の見方(基本)についてはこちらをご覧下さい。
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