JJ1UBA_nisiの手作りブログ

オーディオアンプ、スピーカ、マイコンを中心に色々なものを手作りしています。
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PCL86全段差動プッシュプルの周波数特性

2012-08-26 17:09:35 | オーディオ
周波数特性の測定装置が完成したので、4年ほど前に作成した
PCL86全段差動プッシュプル・アンプの周波数特性を測定した。

ゲゲ、なにかおかしい
20Hz~100KHzまでは、ほぼフラットなのだが!
 1.130KHzぐらいに山がある
 2.200KHzぐらいから-12dbで、ほぼフラットで減衰なし


周波数特性測定装置のアンプ出力測定モードで残留ノイズを測定
  デジタルテスターでは、性能限界を超えており測定不能
  ボリューム最大 0.82V(R) 0.48V(L)
  ボリューム最小 0.09V(R) 0.11V(L)
デジタルテスターの周波数測定モードで測定
  124KHz(R),123KHz(L)で発振していることを確認


インターネットでPCL86全段差動プッシュプルの記事を検索すると、発振の事例がヒットする。
原因として、大まかに以下の3点:
 1.帰還が正帰還になっている
 2.真空管(PCL86)に由来する発振
 3.定電流IC(LM317)の発振

実験したところ、定電流ICが原因であることが判明
IN端子とアースをフィルム・コンデンサ(0.087μF)を入れて解決

残留ノイズ:現在のアンプ出力測定モードでは、測定不能
       (プログラムを変更すれば測定可能・・・)
発振:なし

音楽視聴では、改善前と大差は無いが、静けさが増したような気がする。

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